社会論

警官の孤独

以前にも書いたことがあると思うが、テレビ時代劇の『鬼平犯科帳』シリーズが好きである。

社民党の離脱が突きつけたもの

社民党の政権離脱について、連立に際して安全保障政策のすりあわせをしなかったツケが回ってきたのだとか、イデオロギー重視の政党と連立を組むと「変節」という批判が出やすいから難しいとか、そういったことが言われている。

鳩山の顔

普天間の問題をめぐって、鳩山首相が沖縄に行って知事や市長に会ったり、住民との対話集会に出たり、また徳之島の市長たちと会談したりというニュースが連日報道され、首相の「迷走」ぶりに対する非難と共に、その姿や表情をブラウン管なり紙面の写真なりで…

京都の集会とデモ

直きを以って怨みに報い、徳を以って徳に報ゆ。(『論語』 憲問三六より)

条件付きの民主主義に反対

この記事については、色々言いたいことがあるけど、一番大事な論点のみ書く。 次の箇所についてだ。http://www.cyzo.com/2010/03/post_4163.html しかし、民主党案では「我が国と外交関係のある国の国籍を有する者やこれに準ずる地域を出身地とするものに限…

汚染された民主主義

http://www.asahi.com/politics/update/0316/TKY201003160257.html 民主党に限らず、朝鮮学校を対象から外すことがはっきりしているこの法案に賛成した全ての党を非難したいが、さりとて賛成しなかった党もこの「除外」に反対しているわけではあるまい。 選…

政治的なものの排除について

国民の過半数が朝鮮学校無償化除外を支持している事実に私たちはどう立ち向かうか http://civilesocietyforum.com/?eid=3632

サルトル『植民地の問題』

植民地の問題作者: J.‐P.サルトル,Jean‐Paul Sartre,多田道太郎,鈴木道彦,浦野衣子,渡辺淳,海老坂武,加藤晴久出版社/メーカー: 人文書院発売日: 2000/02メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 17回この商品を含むブログ (3件) を見る おそらく、サルトルの数…

差別の復権

「猿虎日記」さんに、今回の朝鮮学校対象除外問題についての政府への要請書への賛同の呼びかけ文が載りました。「高校無償化」制度の朝鮮学校( 高級部)への適用を求める要請書(転載) http://d.hatena.ne.jp/sarutora/20100301 締め切りは、3日早朝です。 …

「貧困」の露呈とその隠蔽

連日ハイチから伝えられる被災の状況は、目を被いたくなるとしか言えない惨状だ。 http://mainichi.jp/select/world/news/20100118k0000e030051000c.html

差別や偏見を意図して作り出す人たち

すでにご存知の方が多いと思うが、東京の公設派遣村に関するマスコミ報道の、調査不足による不正確さが、問題になっている。

攻撃と黙認によって失われるもの

この集まりには行けそうにないのだが、代わりに今考えてることを書いておく。 ≪朝鮮学校への攻撃を許さない!12・22緊急集会≫ http://www5d.biglobe.ne.jp/~mingakko/sasaeruki091204c.htm

普天間移設・「連立の意義」と「橋下発言」

このところの国政をめぐる報道を見ていて、思うことがある。

飼いならされた自由

前回の『オルタ』の対談に関する記事への補足。 http://d.hatena.ne.jp/Arisan/20090911/p1

公明党の政治を再考する

今更という話だが。

「支持」や「参加」を拒む義務

「長崎平和宣言」の一節から。http://mainichi.jp/select/wadai/news/20090810ddm004040050000c.html 世界のみなさん、今こそ、それぞれの場所で、それぞれの暮らしの中で、プラハ演説への支持を表明する取り組みを始め、「核兵器のない世界」への道を共に歩…

一枚の写真から

http://www.asahi.com/international/update/0731/TKY200907310439.htmlこのロイター配信の写真は、毎日の夕刊にも出ていて、そちらでは表情がよく分かったけど、他の三人に比べてクローリーという巡査部長の表情の険しさがすごく目立った。 もちろん撮るタ…

蜂の話

これは、数年前、まだイラクで本格的な戦争が行われてた頃だと思いますが、ぼくがあるMLに投稿した文章です。 最近の内外の動きを見ていて、思い出すところがありましたので、一部を修正しただけで、ほぼ原文通り、ここに転載することにします。

情緒の目

『ハーヴェイ・ミルク』のなかに、ひとつ印象的な箇所がある。 ミルクの友人でもあったゲイの男性が、ゲイの人たちの排除を法制化しようとした保守派の政治家の戦略を回想して、「本人はお調子者に過ぎないが、周りのブレーンは頭がいい」と語るところだ。

新型インフルに思うこと

新型インフルへの政府の対応だが、毒性が弱いことと経済活動など都市機能への影響を考えて、対策を変更する方針だと伝えられている。 たしかに、今のところ毒性は季節性のインフルエンザと変らないようだが、全ての人に免疫がないということは、感染力が段違…

それ、もうやってんですけど

中島岳志的アジア対談:高天原、『資本論』にインテリジェンス−−佐藤優さんhttp://mainichi.jp/enta/art/news/20090326dde018070061000c.html (佐藤優氏の発言より) その賃金は、端的に言えば暴力が水準を規定する。つまり、資本家の方が強いから、労働者…

反駁者たち

「村上春樹氏にエルサレム賞を辞退するよう働きかけよう」という動きに対する反駁の意見は、ネット上で散見される限り、次の二点が中心的であるようだ。

イスラエル問題と声の排除

29日に、日本ではまた4名の死刑囚に対する刑の執行があったことが伝えられたが、イスラエルが「通常犯罪」に関しては死刑を廃止しており、国際的にも死刑廃止をめぐる議論の場で積極的な役割を果たしていることは、よく知られている。 このことに限らず、…

前回のブクマコメントから

前回の記事に寄せられたブクマコメントから、とくに気になったものについて考えてみます。http://b.hatena.ne.jp/entry/http://d.hatena.ne.jp/Arisan/20090114/p1 わたしも募金をすることはあるけど、「「人の命を救う」という観点」なんてもったことがない…

偏見の問題ではない

「派遣村」に実行委員として関わった記者さんの記事。 記者の目:派遣村で「住所不定」の過酷さ思う=東海林智 http://mainichi.jp/select/opinion/eye/ 頭が下がる思いで読んだが、今更ながら驚くような実情も書いてあった。

怪しい「相互理解」

よく知ってる人から、「毎日新聞が嫌いな人が書いてるブログに見えますよ」と言われたことがある。とりあげることが多いのは、家でとってるのがこの新聞というのが大きな理由で、特別嫌いというわけではない(だったら、とらない)が、やはりどうしても一言言…

ガザ地区の状況

http://mainichi.jp/select/world/news/20090101k0000m030034000c.html 年末にはじまったイスラエルによるガザ地区への大規模な攻撃は、すでにパレスチナ人の死者が400人近くにのぼっている上に、イスラエルが地上兵力を投入する構えを見せていて、想像を…

火を守ること

08年の夏、神戸の都賀川というところで、増水による悲惨な事故があり、小学生や幼い子どもを含む、五人の命が失われた。 http://www.mainichi.jp/area/hyogo/news/20081226ddlk28070334000c.html

テロルと呼ばれるべきもの

元厚生省次官宅連続襲撃事件の容疑者が出頭・逮捕されてから日数が経った。 捜査当局は、この事件を容疑者の自供どおり単独犯行と見定める方向のようであり、当初はそれに懐疑的な記事を載せていたらしい一部週刊誌を含め、マスコミの大勢も、それに異議を唱…

否認と冷笑

いくらなんでも、この論旨はおかしい。 風知草:「田母神支持58%」考=専門編集委員・山田孝男(毎日新聞) http://mainichi.jp/select/seiji/fuchisou/news/20081117ddm002070072000c.html 折も折、世界の軍事・経済を牛耳ってきた米国のパワーが落ち、本…