2009-10-01から1ヶ月間の記事一覧

サルトルの「人格」再々考

存在と無〈1〉現象学的存在論の試み (ちくま学芸文庫)作者: ジャン=ポールサルトル,Jean‐Paul Sartre,松浪信三郎出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2007/11/01メディア: 文庫購入: 1人 クリック: 56回この商品を含むブログ (55件) を見るきのうも書いたサル…

サルトルの「人格」再考

『存在と無』の巻1をやっと読み終わったが、よく分からないことばかりなので、読み返している。存在と無〈1〉現象学的存在論の試み (ちくま学芸文庫)作者: ジャン=ポールサルトル,Jean‐Paul Sartre,松浪信三郎出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2007/11/01…

『自由の壁』

自由の壁 (集英社新書) [ 鈴木貞美 ]ジャンル: 本・雑誌・コミック > 文庫・新書 > 新書 > その他ショップ: 楽天ブックス価格: 756円 この本の第一章では、明治以後近代化と共に日本に入ってきたものと思われがちな「自由」の概念が、江戸時代以前の日本に…

「歴史性」と「非人格的」

存在と無〈1〉現象学的存在論の試み (ちくま学芸文庫)作者: ジャン=ポールサルトル,Jean‐Paul Sartre,松浪信三郎出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2007/11/01メディア: 文庫購入: 1人 クリック: 56回この商品を含むブログ (55件) を見る 以前、ここにも書い…

「中級国家」と統一・非核化の問題

毎日新聞を読んでる人はご存知だろうが、日曜の経済面にこんな記事が載っていた。 中級国家ニッポンhttp://mainichi.jp/select/biz/ushioda/news/20091018ddm008070045000c.html アメリカの金融機関ゴールドマン・サックスが、朝鮮半島が統一されれば205…

広島・長崎の五輪開催案に思う

先ごろ、広島と長崎の市長が、五輪の開催地候補に共同で名乗りを上げるというニュースが報じられた。 この事も、それを聞いたときには、やはり唐突の感がぬぐえないオバマ大統領のノーベル平和賞受賞の報の直後でもあり、どこか違和感があるとは思ったものの…

歴史のなかの在日朝鮮人問題

先日ある友人と話していて、どういう話の流れだったか忘れたけどこんなやりとりになった。

サルトルの「自己欺瞞」論

『存在と無』(ちくま学芸文庫)のなかの第一部第二章では、「自己欺瞞」という心理現象の分析をとおして、人間の意識のあり方に迫る試みが行われている。 この部分がたいへん面白いと思ったので、ここにメモしておきたい。

サルトルと私と労働

『存在と無』(ちくま学芸文庫)を読んでたら、こんなところがあった。 朝、鳴る目ざまし時計は、私の可能性たる私の仕事に、出かけていく可能性を指し示す。けれども、目ざまし時計の呼びかけを、呼びかけとしてとらえることは、起き上がることである。それ…

『トウ小平 政治的伝記』読了

とう小平 政治的伝記 (岩波現代文庫)作者: ベンジャミンヤン,Benjamin Yang,加藤千洋,加藤優子出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2009/08/18メディア: 文庫 クリック: 6回この商品を含むブログ (6件) を見る 承前。 http://d.hatena.ne.jp/Arisan/20090923/p1