社会論

AKBじゃんけん大会に見る、我らの競争と戦争

ちょうど尖閣諸島に中国の大船団が来るというガセネタで日本中が浮き足立ってる頃であったが、テレビで3時間の生中継、田原総一郎氏を解説者に招いてAKBの大じゃんけん大会をやっていた。 ぼくはAKBの番組はよく見てる方だと思うが、さすがにこの企画はちょ…

橋下的なものをめぐる戦いの内実

橋下・大阪市長:職員規制条例「政治活動で懲戒免」 罰則に代えhttp://mainichi.jp/area/news/20120621ddn001010011000c.html これに対し、橋下市長は20日、「閣議決定が『地位から排除すれば足りる』というなら、忠実に従う。(政府は)バカですね。政治活…

原発への抵抗とアジアの歴史・現在

いつもこのことを忘れがちなのだが、福島の原発事故が起きるまで、ぼくは原発の問題を真剣に考えたことなどなく、福島や福井をはじめ原発が置かれている地域のこと、またそこで働いている人たちや、ウランが産出される土地の人たちのことも、当然ながら意識…

見えないクーデター

生活保護制度に関する冷静な報道と議論を求める緊急声明 http://www.moyai.net/modules/d3blog/details.php?bid=1510

受忍の共同体

今更言うまでもないが、震災瓦礫の受け入れについては、原発に強く反対する人の中にも、被災地を救うためには瓦礫を受け入れるべきであり、強硬な搬入阻止行動などは地域エゴであるとするような意見が多く見られる。 汚染の心配のある瓦礫を受け入れず、それ…

小倉利丸氏の『瓦礫論』を読んで

前回の記事をアップした後、ある方から、小倉利丸氏がこの問題に関して作成したパンフレット(PDFで読める)の存在を教えていただいた。 http://alt-movements.org/no_more_capitalism/modules/no_more_cap_blog/details.php?bid=159http://www.alt-movements.…

瓦礫受け入れ問題再論

被災地からの瓦礫受け入れへの反対ということについては、今まで何度か書いてきた。 反対の理由について書けば、おおむね次のようになる。

ヘーゲルにおける「和解」や「寛容」

ヘーゲル『精神現象学』の後半、「D 精神」と題されたパートの最後のところでは、「和解」ということについて書かれている。

原発市民投票問題について

この件だが、反原発運動の内部でも、ツイッターやMLなどで賛否に分かれて議論になってるようだ。 大阪、原発住民投票を請求へ 署名5万人超える http://www.47news.jp/CN/201201/CN2012010901001638.html

瓦礫受け入れ問題を考える

『「災害廃棄物を東京で焼却すること」について』(今日、考えたこと) http://tu-ta.at.webry.info/201111/article_4.html

脱原発運動と「国民」の責任

反原発運動、効果を考えたらいかが? =無駄な騒擾やデモを止め、民主的手続きへの参加を - 石井 孝明 http://news.livedoor.com/article/detail/5932929/ここまではっきりした「デモ嫌悪」「運動嫌悪」「左翼嫌悪」の意見ではないまでも、こ れに近い雰囲気…

ノルウェーの事件に寄せて

予想されたことではあるが、日本でもこういう論調が幅を利かせてるようだ。 ノルウェーでのテロ事件と日本http://news.livedoor.com/article/detail/5738369/

神話を守り続ける者たち

時代の風:原発事故と生肉食中毒=東京大教授・坂村健 http://mainichi.jp/select/opinion/jidainokaze/news/20110522ddm002070092000c.html 世に絶対安全がない以上、やるかやらないか、どこまでコストをかけるかということは、事故想定確率とその被害額を…

虚妄の言説

最近、こういう物言いが一段と増えてきて目に余るので、一言言っておかないわけにいかない。東日本大震災:福島第1原発事故 崩壊した「ゼロリスク社会」神話=中川恵一 http://mainichi.jp/select/weathernews/news/20110525dde018040043000c.html

反差別と反原発

4月3日に京都で行われた反原発のデモ、なんとか行ってきました。 様子については、京都新聞の記事や、 http://www.kyoto-np.co.jp/politics/article/20110403000112主催した方のすぐれた感想文が、こちらで読めますので、是非読んで下さい。 デモを終えて(…

「復興」よりも「回復」を

ちょうど年度終りにあたっていた31日には、ぼく個人としても、耳を疑うひどい決定・判決が相次いだ。 雇い止め:非常勤の再雇用を認めず 京大元職員の職業観に言及−−京都地裁 http://mainichi.jp/kansai/archive/news/2011/04/01/20110401ddn012040044000c…

闘いの場はどこか

以前、エジプトでの革命(民主化)について、人々は侮蔑されていることに対して怒ったのだろうと書いたけど、今の日本で起きてることを思うと、それに似た感想を持つ。

犠牲に供されるもの

原発での給水作業やその他の作業はすすめられており、このまま最悪の状況の回避がもたらされるのであれば、そのこと自体は、喜ばしいとしか言いようがない。決して「最悪の状況」がもたらされてはならない。そう思う。

犠牲と原発

いま、死傷者を出しながら、福島の原発では文字通り決死的な作業が続けられている。 政府はこれに関し、作業員の被ばく量限度を引き上げる決定をしたという。恐ろしい決定だ。 http://sankei.jp.msn.com/politics/news/110315/plc11031523070047-n1.htm

蔑まれし者、汝の名は

連日深刻な状態が報じられるリビア情勢だが、情報が断片的なため、背景や全体像が把握しづらい。 ただ、多くの犠牲者が出ていることが報じられ、指導者のカダフィ大佐(?)による衝撃的な演説の内容が話題になっている。 http://togetter.com/li/104442

『差別感情の哲学』を批判する

差別感情の哲学作者: 中島義道出版社/メーカー: 講談社発売日: 2009/05/15メディア: 単行本 クリック: 77回この商品を含むブログ (21件) を見る 久しぶりに、読んでて卒倒しそうなほど腹が立った。 書いてあることは、普段身近でよく耳にする意見と重なると…

排外デモが意味するもの

http://d.hatena.ne.jp/free_antifa/20101207/1291739195http://d.hatena.ne.jp/free_antifa/20101209/1291872075この出来事については、すでに幾人かの人によって、言われるべきことが言われていると思う。 しかし、この映像を見ても、また文章を読んでも、…

正しい「反日」

神奈川・松沢知事、朝鮮学校視察へ…補助金支出で 「反日教育していたら出せぬ」http://www.yomiuri.co.jp/kyoiku/news/20101110-OYT8T00544.htm 東京、大阪だけじゃなくて、神奈川でもこんなひどい人が知事をやってるんですね。

憂鬱な判決

耳かき店員ら殺害被告に無期懲役 裁判員裁判、死刑回避http://www.asahi.com/national/update/1101/TKY201011010293.html

二度目の毀損

桐生市の小学生の自殺のことに関しては、ようやく今日になって、自殺の原因になったイジメ(そのこと自体を、まだ学校側は認めてないようだが)の背景に民族差別の要素があったことを示唆したり強調する(小倉智昭など)論調が、一部マスコミにも出てきた。

東京新聞の腹立たしい社説

朝鮮学校無償化 対話と理解の契機に http://www.tokyonp.co.jp/article/column/editorial/CK2010102202000044.html

デモと暴力

『中国:「本当に自発的?」反日デモに冷ややかな声』http://mainichi.jp/select/world/news/20101018k0000m030054000c.html『中国:綿陽でも大規模デモ 一部暴徒化、日本料理店襲撃』http://mainichi.jp/select/world/asia/news/20101018k0000m030092000c.h…

蔑視的なデモと蔑視的なマスコミ

こちらの記事に便乗して書く。 http://d.hatena.ne.jp/Apeman/20101017/p1

領土について

このところの尖閣諸島や北方四島をめぐる問題に関して、前原外相の強硬な態度・発言が、また注目を集めている。 以前その前原が、北海道に行った時、北方領土問題について「ロシアは北方四島を不法占拠している」という発言を行ったことがあった。 ずっとこ…

最も破壊的な者たち

先日、森毅氏への追悼記事を書いたが、氏が好んでその言葉やエピソードを引用することの多かった人物の一人に、トウ小平が居た。 いま思うと、それは文化大革命とそれ以後の中国の政治情勢を、森氏自身が置かれた70年前後の大学闘争における状況と重ね合わ…