2009-01-01から1年間の記事一覧

『私家版・ユダヤ文化論』

私家版・ユダヤ文化論 (文春新書)作者: 内田樹出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2006/07/20メディア: 新書購入: 11人 クリック: 169回この商品を含むブログ (176件) を見る この本の最後に近いあたりで、著者は「ユダヤ人問題」、すなわちなぜユダヤ人と呼…

『日本と朝鮮半島2000年 朝鮮通信使』

ETV特集の「日本と朝鮮半島2000年」、今回は江戸時代の朝鮮通信使を扱ったもので、たいへん見応えがあった。

チェーホフの『曠野』

子どもたち・曠野 他十篇 (岩波文庫)作者: チェーホフ,松下裕出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2009/09/16メディア: 文庫購入: 1人 クリック: 6回この商品を含むブログ (11件) を見る

読了

サルトルの『存在と無』を、やっと一通り読み終えた。存在と無―現象学的存在論の試み〈3〉 (ちくま学芸文庫)作者: ジャン=ポールサルトル,Jean‐Paul Sartre,松浪信三郎出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2008/01/09メディア: 文庫購入: 1人 クリック: 10回こ…

攻撃と黙認によって失われるもの

この集まりには行けそうにないのだが、代わりに今考えてることを書いておく。 ≪朝鮮学校への攻撃を許さない!12・22緊急集会≫ http://www5d.biglobe.ne.jp/~mingakko/sasaeruki091204c.htm

Web評論誌『コーラ』9号

ぼくが前回寄稿させていただいた、Web評論誌『コーラ』の新号の案内が届きました。 以下、転載します。 ■■■Web評論誌『コーラ』9号のご案内■■■ 本誌は〈思想・文化情況の現在形〉を批判的に射抜くという視座に加えて、 〈存在の自由〉〈存在の倫理〉を交差…

沖縄に押し付けているもの

橋下知事の発言以来、関西では沖縄の基地についての関心がやや高まっていて、さっきローカルの情報番組を見ていたら、普天間基地の現状がかなり詳しくリポートされていた。

映画「スリングショット・ヒップホップ」上映案内

パレスチナの若者たちを追った、たいへん興味深い映画の上映が、東京と京都であるそうです。 関連する講演やトークセッションのお知らせとあわせて、以下に案内を転載します。 ぼくは、行けるかなあ・・・?。 転載転送歓迎 言葉によって抵抗を表現している…

朝鮮学校前でのレイシズム事件について

下記の件について、今ここで書いておきたいことは一点だけ。 メールからの転載文の後に、それを書き加える。 (MLより転載) 皆様私は朝鮮第一初級学校に二人の子どもを通わせている 保護者の金と申します。ご存知の方もいらっしゃると思いますが 先日4日に名…

普天間移設・「連立の意義」と「橋下発言」

このところの国政をめぐる報道を見ていて、思うことがある。

自由は誰のものか

先日風邪を引いていたときに咳き込みが激しくて耳の具合がおかしくなり、聞こえにくい状態が続いている。

先の小沢発言について

この件は、こちらでも記事になさってたんですね。 http://d.hatena.ne.jp/apesnotmonkeys/20091117/p1 こちらはもっと「遅まき」です。

ボクシングなど

金曜の深夜に「深夜食堂」という単発のドラマシリーズをやっていて(次週が最終回らしい)、今日もちょっと見た。 今日は、りりィ(小泉今日子主演の映画『グーグーだって猫である』にも出ていた)が、元ストリッパーの老女の役でゲスト出演していて、その芝居を…

見過しに出来ない事件

MLその他で知った出来事です。 支援要請の文を転載し、その後に感想を付け加えます。 (以下転載) 【支援要請/転送転載歓迎】 A君は無罪だ!生活保護申請に対する不当逮捕・起訴弾劾!! 関西非正規等労働組合ユニオンぼちぼち 2009.11.28 「生活保護の申請…

亀山房代さん

タレントの亀山房代さんが亡くなった。 http://mainichi.jp/select/person/news/20091125dde041060071000c.html

三島忌

11月25日は三島由紀夫の命日、つまりいわゆる「三島事件」のあった日である(1970年)。

「対象‐われわれ」

存在と無(2) 現象学的存在論の試み (ちくま学芸文庫) [ ジャン・ポール・サルトル ]ジャンル: 本・雑誌・コミック > 文庫・新書 > 文庫 > その他ショップ: 楽天ブックス価格: 1,836円 承前。 http://d.hatena.ne.jp/Arisan/20091122/p2

『オルタ』の新号から

先ごろ家に送られてきた『オルタ』の9・10月号、なかなか読むことができなかったのだが、ようやくいくつかの記事に目を通した。 http://www.parc-jp.org/alter/2009/alter_2009_09-10.html

自由と憎悪

芸もないが、今回もちくま学芸文庫版のサルトル『存在と無』から、興味深い箇所をメモ。存在と無―現象学的存在論の試み〈2〉 (ちくま学芸文庫)作者: ジャン=ポールサルトル,Jean‐Paul Sartre,松浪信三郎出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2007/12/10メディア…

サルトルの肉体論

『存在と無』第三部第三章のなかのある部分で、サルトルが「性的欲望」についてあれこれと語っているところがあるのだが、たいへん面白い。存在と無(2) 現象学的存在論の試み (ちくま学芸文庫) [ ジャン・ポール・サルトル ]ジャンル: 本・雑誌・コミッ…

『一揆』(おまけ付き)

一揆 (岩波新書)作者: 勝俣鎮夫出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 1982/06/21メディア: 新書 クリック: 11回この商品を含むブログ (5件) を見る 本書によると、中世後期の南北朝時代から戦国時代にかけては、「一揆の時代」と呼ばれていた。 これは、それま…

『ボウリング・フォー・コロンバイン』(吹き替え版)

先日深夜のテレビで、マイケル・ムーアの『ボウリング・フォー・コロンバイン』を吹き替えで放映していた。

刑事の暴力

『殺人の追憶』『グエムル 漢江の怪物』のポン・ジュノ監督の新作、『母なる証明』を見た。 この監督は、これがまだ三作目のはずだが、すでに巨匠の風格さえ漂う見事な作品に仕上がっていたと思う。ぼくが行ったときはあんまりお客さんが入ってなかったけど…

サルトルとカフカ

サルトルは、人間の対他存在が他人に規定された、「他人にとって存在する」ところのものでしかありえないということの説明のなかで、『審判』や『城』などのカフカの小説の(不透明な、不安な)世界の印象を、その感覚をよく表現しているものとしてあげている…

まなざされる私

「対他存在」を論じた『存在と無』の第三部(ちくま学芸文庫版 巻2)のなかで、サルトルは「対象‐他者」と「主観‐他者」の二つを区分して、次のように書いている。

『空気人形』

業田良家原作、是枝裕和監督、ぺ・ドゥナ主演。

サルトルの「人格」再々考

存在と無〈1〉現象学的存在論の試み (ちくま学芸文庫)作者: ジャン=ポールサルトル,Jean‐Paul Sartre,松浪信三郎出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2007/11/01メディア: 文庫購入: 1人 クリック: 56回この商品を含むブログ (55件) を見るきのうも書いたサル…

サルトルの「人格」再考

『存在と無』の巻1をやっと読み終わったが、よく分からないことばかりなので、読み返している。存在と無〈1〉現象学的存在論の試み (ちくま学芸文庫)作者: ジャン=ポールサルトル,Jean‐Paul Sartre,松浪信三郎出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2007/11/01…

『自由の壁』

自由の壁 (集英社新書) [ 鈴木貞美 ]ジャンル: 本・雑誌・コミック > 文庫・新書 > 新書 > その他ショップ: 楽天ブックス価格: 756円 この本の第一章では、明治以後近代化と共に日本に入ってきたものと思われがちな「自由」の概念が、江戸時代以前の日本に…

「歴史性」と「非人格的」

存在と無〈1〉現象学的存在論の試み (ちくま学芸文庫)作者: ジャン=ポールサルトル,Jean‐Paul Sartre,松浪信三郎出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2007/11/01メディア: 文庫購入: 1人 クリック: 56回この商品を含むブログ (55件) を見る 以前、ここにも書い…