2007-10-01から1ヶ月間の記事一覧

とり返しがつかないこと

この事件には、そんなに関心を持ってなかったが、ニュースを見ていて気になったので。 『秋田児童殺害:鈴香被告、彩香ちゃん転落時の状況を説明』http://mainichi.jp/select/jiken/news/20071030k0000m040106000c.html

『ウリハッキョ』上映会in京都・滋賀

以前から何度か紹介してきた、北海道の朝鮮学校を題材にした韓国のドキュメンタリー映画『ウリハッキョ』。 http://d.hatena.ne.jp/Arisan/20070512/p1 自主上映・日本公式ブログ 11月から12月にかけて、関西(京都・滋賀)の各大学でも、日本人と在日朝鮮…

なんでやねん

こら、楽天! 長居の記録集、表紙の画像付き(Amazonは無し)で載せてくれてるのはいいけど、ジャンルがなんで「犯罪」やねん! こっちも言われるまで気がつかんかったやないか。 ご覧のみなさんは無視してくださいね。 それでもつながりはつづく―長居公園テン…

今日の町村発言を聞いて

真相究明委員会による金大中事件の調査報告に対する、町村官房長官のコメントを聞いて思ったこと。 http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/071024/plc0710241123004-n1.htmまあ、外交カードとして使いたいという意図は分かるが・・・、

長居公園テント村記録集出版

今年2月5日の行政代執行によって撤去された大阪長居公園のテント村。 野宿の当事者をはじめ、そこに関わってきた多くの人たちの思いをつづった文章を集めた記録集が、24日から発売中とのことです。 [rakuten:book:12507929:detail] 「それでもつながりは…

「多文化共生」考

tu-taさんが紹介されている、『制裁論を越えて』という本の内容。 http://tu-ta.at.webry.info/200710/article_11.html 「多文化共生」論というものが、植民地主義を問題にしないような形で語られているということへの批判がされてるとのこと。 この点につい…

ベトナムの女性

ゆうべNHKで、女優の香椎由宇がベトナムに滞在して、雑貨品を作っている工房や店をめぐって話を聞くという番組(たぶん)をやっていて、最後の10分ぐらいだけ見た。 すごく良さそうな番組で、全部見ればよかった。

ビルマの夜など

こちらに引用されてる中沢新一の自然観は、たしかにずいぶん変だという気がする。 関連するかどうか分からないが、読んでいて思い出したこと、考えたことをいくつか書く。

『兵士デカルト』その2

前回のエントリーの最後に、デカルトの思想(生き方)を「隠れキリシタン」に重ね合わせる著者の見方は、「抵抗」や「服従しないこと」よりも「生き残ること」を上位の価値として位置づけようとするものではないか、と書いた。 しかし、ふつう「隠れキリシタン…

『兵士デカルト』その3

第三章のある部分で、著者は「神は欺かない」と論じるデカルトの考えから帰結することとして、三つのことをあげている。 第一に、神の観点からは、「過つ能力」なるものは存在しないことになる。(中略)デカルトは戦争において過つという活動を為したわけで…

『兵士デカルト』その1

兵士デカルト―戦いから祈りへ作者: 小泉義之出版社/メーカー: 勁草書房発売日: 1995/10/01メディア: 単行本 クリック: 13回この商品を含むブログ (7件) を見る (前略)古いものを戦争によって破壊し尽くすこと、これが兵士デカルトの期待であったはずである。…

謝罪

記者会見で謝罪する亀田父を見ていて、池乃めだかの「どうもすいませんでしたー」というギャグを思い出した。

解消されないもの・ウトロ

国交省がウトロの住民の支援に乗り出しそうだ、という報道。http://mainichi.jp/kansai/archive/news/2007/10/16/20071016ddf001040004000c.html

ルソーと希望

以前に読んだルソーの『告白』を開いてみたら、こんなところに線を引いてあった。 今読んでも、やはり面白い。

野平と岡部

ダイワスカーレットが秋華賞を勝った日曜日、午前中のNHKの番組に名ジョッキー、調教師として知られた故野平祐二の映像と音声が流れていた(物故した人の映像を紹介する番組で、前回は谷崎だったが見逃した)。

まちがえました。

この本は、読みすすめるほどに面白くなる。 以前、同じ著者の『「負け組」の哲学』という本を読んだときは、よく分からなかったのだが、こちらの本を読むと「なるほど、こういうことか」と思う点が多い。また読み終わったらあらためて書くかも。 追記:すみ…

変なエントリー

下のようなエントリーになった事情。 http://d.hatena.ne.jp/Arisan/20071014/p1

運について

数日前、偶然目にした出来事。

『〈個〉からはじめる生命論』

こちらで紹介されていたので、関心をもって読んでみた。〈個〉からはじめる生命論 (NHKブックス)作者: 加藤秀一出版社/メーカー: NHK出版発売日: 2007/09/27メディア: 単行本(ソフトカバー)購入: 8人 クリック: 97回この商品を含むブログ (44件) を見る非…

小泉義之『兵士デカルト』(読書中)

近世と近代との関係など、言いたいこともいくつかあるが、やはり読み応えのある本だ。 珍しく単行本を買った眼力に狂いはなかった。 字面だけ読めば、まさに「小泉劇場」という感もあり、95年という時点で、この内容の本が書かれていたことに驚く面がある。

責められない自分

先週あたりから、NHK総合の深夜で、第二次大戦に従軍した元日本軍兵士の証言を集めた番組の放映が続いていて、10日深夜の番組も見た。 フィリピンの戦線で元中隊長であり、戦場で多くの部下を死なせたことが心の傷になって、戦後60年以上経った今日まで…

世にも怖ろしい出来事

きのう、たまたま伊藤仁斎のことを書いたので、それについて何か書こうと思い、奥の部屋の一隅に置いてある本を手にとったところ、たいへんなことになっていることが分かった。 何がどう大変だったのか、怖すぎてここには書けません。 往年のレイ・ミランド…

見つからなかった本の話

つまり、共同体から排除された他者だけが「まったき他者」なのではなく、共同体を構成する複数の「ただの他人」も、「自分のすぐ近くの他人」も、すべての他者が私にとっては未知の、不可知の部分をもつ「まったき他者」なのである。この議論によって、デリ…

労働の二つの側面について

できることの方ができないことよりもよいという価値観として「能力主義」が問題にされることも多い。しかし、よいということが「役に立つ」ことを指し、そして「役に立つ」ことがそれ自体としてよいことなら、それはそれだけのことである。問題は、役に立つ/…

朝鮮をめぐる事柄への基本認識

国際政治の風向きが表向きは変わり、朝鮮と周辺の国々との関係が進展(改善)しつつあるように見える。そして、昨日も書いたように、この傾向自体は良いことであり、歓迎したい。 たしかに、朝鮮という国に関して、問題はあまりにも多い。いま、国際政治の場で…

朝鮮関連の呼びかけ文二つ

「六ヶ国協議」の合意発表、南北首脳会談での共同宣言と、朝鮮半島をめぐる大きな動きが続いていますが、これらは大枠で朝鮮半島と、東アジア地域全体の平和と安定に向う動きであり、歓迎したいと思います。 ことに共同宣言で朝鮮戦争終結への具体的な手順が…

『戦後責任論』

日本の死者への「哀悼」とは何か。もちろん私は、たとえ「侵略者」だった死者でも、死者となった肉親、友人、知人等を「哀悼」し、「弔い」たいという残された者の欲求を理解する。そうした欲求は、こういってよければ、"人間一般の基本的欲求"であり、加藤…

克服すべきもの、それは

ご心配、ご迷惑をおかけします。 当方の勝手で、コメント欄を凍結していますが、折を見てできるだけ早く元の状態に戻したいと考えています。 以下は、最近コメント欄でのやりとりなどを通して考えたところを、まとまりもなく書き留めたものです。