労働・教育

『叫びの都市』

叫びの都市: 寄せ場、釜ヶ崎、流動的下層労働者作者: 原口剛出版社/メーカー: 洛北出版発売日: 2016/08/31メディア: 単行本この商品を含むブログ (2件) を見る 私たちはすでに、釜ヶ崎的状況を生きている。そうであるなら、釜ヶ崎の記憶を喪失することは、現…

橋下発言と日本の性差別

http://sankei.jp.msn.com/west/west_affairs/news/130516/waf13051611240010-n1.htm 日本維新の会共同代表の橋下徹大阪市長は15日夜、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の司令官に米兵の性的欲求の対応策として風俗業の活用を進言したことに関し、記者…

体罰はなぜ悪か、について考える

体罰について考える際、まず「体罰は是か非か」というところから考え始めることが、適切であり公正な態度であるという風に思われている。 だが現在の社会が概ね、実力・権力や権威を有する者が、そうでないものに対して振るう暴力を容認してしまう傾向にある…

デュルケームの「罰」論

19世紀の末から20世紀の初めにかけて活躍したエミール・デュルケームは、フランスが生んだ、歴史上もっとも有名な社会学者の一人だろうが、その講義録『道徳教育論』(麻生誠/山村健訳 講談社学術文庫)のなかで、「学校における罰」、さらには「罰」一般…

強者の論理を支え続けるもの

非常に典型的な発言だと思うので、批判しておきたい。 大阪・高2自殺:「最悪の大失態」橋下市長 http://mainichi.jp/select/news/20130109k0000m040060000c.html

大統領選の結果を知って最初に考えたこと

韓国の大統領選の結果をうけて、特に書いておきたいことがある。

大阪府の朝鮮学校補助金不支給について

http://mainichi.jp/select/wadai/news/20120319mog00m040015000c.html 大阪府は、元々補助金を支給しないですむ口実を探してたのだろうから、今回持ち出してきた理由の理不尽さに、ことさら驚くことはないのかもしれない。 「職員室から肖像画を撤去しろ」…

死の強制労働から即時解放せよ

夕方、原発からのテレビ中継を見てて、あらためて本当に怖いと思った。

困難の最大の原因

きのうの記事を書いた時点では、選挙を考えて「凍結解除」を行わないことの言い訳に文科相が血迷った発言をしたという印象があったのだが、この官房長官の発言を見ると、政府として本気で無償化政策を政治の具として用いる考えのようだ。 あらためて、唖然と…

愚かな拒絶

あまりのことに、何を言ったらいいのか分からなかったが、ともかく意見だけ載せておく。 http://mainichi.jp/select/today/news/20110205k0000m010075000c.html?inb=tw

正しい「反日」

神奈川・松沢知事、朝鮮学校視察へ…補助金支出で 「反日教育していたら出せぬ」http://www.yomiuri.co.jp/kyoiku/news/20101110-OYT8T00544.htm 東京、大阪だけじゃなくて、神奈川でもこんなひどい人が知事をやってるんですね。

二度目の毀損

桐生市の小学生の自殺のことに関しては、ようやく今日になって、自殺の原因になったイジメ(そのこと自体を、まだ学校側は認めてないようだが)の背景に民族差別の要素があったことを示唆したり強調する(小倉智昭など)論調が、一部マスコミにも出てきた。

東京新聞の腹立たしい社説

朝鮮学校無償化 対話と理解の契機に http://www.tokyonp.co.jp/article/column/editorial/CK2010102202000044.html

胸の悪くなるニュース

http://www.asahi.com/kansai/news/OSK201009220077.html 高校無償化制度をめぐり、朝鮮学校に大阪府独自の補助金を支給することの是非を検討してきた府の専門家部会の提言の全容がわかった。北朝鮮指導者の個人崇拝を促すような教科書の記述の問題点を指摘…

正しくない人間たちのための正しい展望

「労働の拒否」ということをいう人が居る。 ともかく賃労働のいまのあり方を肯定するのはよくない、という意見がある。

無償化という欺瞞

28日に京都で行われたこの抗議集会とデモに行ったので、そのことを書こうかと思ったけど、下の記事を読んだら、これも大事なことが書いてあると思ったので、そちらを少し書いておきたい。 高校無償化は負担増 フリースクールや定時制の親ら訴え http://www.a…

眩暈がするほどひどい

夜明け前にこの件の「先送り」についての記事を書いたけど、直後にもうこんな情報が流れてたんだよな。 そして、法案そのものはすでに可決。 http://www.asahi.com/politics/update/0312/TKY201003110535.htmlhttp://www.asahi.com/politics/update/0312/TKY…

義務と怠惰

前回の高嶺さんの個展の紹介記事のなかで書いた、雑誌「ビッグイシュー」の1月発売の号、135号だが、そこに掲載されている「世界の当事者」になるという連載コラムの中で、雨宮処凛さんが、こういうことを書いていた。

サルトルと私と労働

『存在と無』(ちくま学芸文庫)を読んでたら、こんなところがあった。 朝、鳴る目ざまし時計は、私の可能性たる私の仕事に、出かけていく可能性を指し示す。けれども、目ざまし時計の呼びかけを、呼びかけとしてとらえることは、起き上がることである。それ…

不安定な職場を移動させられ続ける人々

ときどきテレビや新聞に、首を切られた派遣労働者が、警備の仕事や介護職など、人手が不足して困っているところに勤め口を見つけている、ということが報じられる。 これは、応急処置もいいところで、どう考えても問題の「解決」につながるような事態ではない…

例の馬鹿な発言について

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090105-00000018-maip-soci 坂本哲志総務政務官は5日、総務省の仕事始め式のあいさつで、仕事と住まいを失った派遣労働者らを支援するために東京・日比谷公園に開設されていた「年越し派遣村」に触れ、「本当にまじめ…

強者に助けさせよ

最近、何度も書いてることだが、今年の総括的な意味からも、あらためて書いておきたい。

スタートラインに立つために

きのう紹介した番組で、「所得を上げると言っても、フローの部分を上げることは難しいので、ストックの部分を上げて」という風に言ってる解説委員が居たけど、あれ要するに「賃金や人件費は上げません」ってことなんだよなあ。 そして、資産価値、とくに株価…

虚妄の「激突」

クローズアップ2008:09年春闘 不況下、賃上げで激突(毎日新聞)http://mainichi.jp/select/biz/news/20081217ddm003020172000c.html

誠意のまったく見られない交渉

たまたま不況になったから、こんな目立つ事態になってるけど、「非正規雇用」といっても、もともとの人の使い方が安易でひどすぎるんだよなあ。 いすゞ期間従業員ら労組 団交http://www3.nhk.or.jp/news/t10013014331000.html

先日の記事への補足

先日『オルタ』の「労働開国?」と題された特集についてのエントリーのなかに、こう書いた。http://d.hatena.ne.jp/Arisan/20081207/p1

「労働開国?」について

先日も書いたように、雑誌『オルタ』の今号では、「労働開国?」と題した特集が組まれている。 http://d.hatena.ne.jp/Arisan/20081129/p1

遅ればせの感想

こちらでも紹介されていたが、今月のはじめ、大阪の西成高校というところで、藤原和博さんによる「ホームレス問題を考える」公開授業が行われたとのことである。 http://d.hatena.ne.jp/kuriyamakouji/20081002/p1 http://www1.odn.ne.jp/~cex38710/theseday…

夜間中学問題に見るこの国の体質

今朝の毎日新聞に、大阪府が続けてきた夜間中学に通う人たち(そのなかで所得が低い人たち)のための就学援助制度を打ち切ることへの批判が議会で(自民・共産など)相次いだ、という記事が出ていた。 これについては、やはり毎日新聞に、先日以下のような記…

橋下知事の教育観

橋下知事「所得に応じた学校を選ぶのは当然」 私学授業料削減で持論展開http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080530-00000929-san-pol