競馬

朝日杯回顧

今日も家でテレビ観戦。 向こう正面で予想に反してペースが落ち着いているのが分かって、あれれ、と思った。勝ったフサイチリシャールには、だから展開に恵まれた面はある。とはいえ、ゴール前で二着馬に迫られて交わされなかったのを見ると、速いだけではな…

朝日杯予想

アルーリングボイスがなんでとんだのか、整理できないままに一週間が過ぎてしまった(嘘)。 今週は、中日新聞杯にエイシンテンダーが出ず、また鳴尾記念にローゼンクロイツが出走しないのは、味気ないことだ。競馬というのは、自分が中心にして考えていた馬が…

ジャパンカップ回顧

いやー、男前やなあ、デットーリ。 さっきレースの中継が終わったところで、何から書いていいのかわからんけど、やっぱりゼンノロブロイだろう。 驚異的なレコードの決着になったとはいえ、またもゴール前であっさり止まってしまい、三着の確保さえ危ういと…

ジャパンカップ予想

視たものだけを視たということのほかに、どうしてわれわれは真に「知識」をもつことができようか。 柄谷行人 なんとも心もとないが、⑧ゼンノロブロイを本命に推す。 宝塚記念三着、天皇賞二着という日本での近二走の結果は、どう理由づけを聞かされても、と…

マイルCS回顧

デュランダルは、気が向かなかったのか、思ったほど末脚を繰り出せず残念な結果に終わった。直線に入ったとき、池添が最初から鞭を入れていたので、「今日は駄目かな」と直感した。敗因はよく分からんだろうが、気落ちせず次は頑張ってほしいものだ。 大本命…

マイルCS予想

このレースはあんまり自信ないです。 ⑭デュランダルは、確勝とまでは言い切れないが、馬連の軸としてはやはりこれだろう。 問題はその相手で、人気になっている数頭がいずれも決め手にかける。 そのなかで一頭選べば、⑧ダンスインザムード。夏場を使い込んで…

エリザベス女王杯回顧

遅くなったが、エリザベス女王杯について少し感想を書いておこう。 スイープトウショウもあれだけ頑張ったわけだし。 書いたように馬券を買わずに予想だけしてるので、あのゴール前を見てるときの心境は複雑だったが(買ってれば何万かにはなってたからね)。

エリザベス女王杯予想

彼は多くの事を漠然と望まぬ。少しの事を確実に望む。 小林秀雄「マキアヴェリについて」 勝つのは、⑧スイープトウショウで間違いないだろう。 休み明けの毎日王冠六着、天皇賞五着の内容は、この馬自身としては決して悪くない。 休養前の安田記念二着、宝塚…

ファンタジーステークス回顧

ファンタジーステークスのアルーリングボイスは、本当に強かった。これまでとまったく違うレース振りを見せた馬自身にもだが、武豊の大胆な騎乗に何より驚かされた。

ファンタジーステークス予想

日曜の京都競馬のメイン、ファンタジーステークスの予想。 出る馬のほとんどのレースを見たことがないが、ここは一頭買ってみたい馬がいる。 それは、6番のセントルイスガールだ。 このレースは、色んな路線から来た馬が集まっていて、当たる当たらないとい…

天皇賞回顧

今ごろなんだが、天皇賞の感想など。 といっても、夜、競馬ダイジェストで見ただけなんだけど。 有馬記念でのディープインパクトとの対決が楽しみなので、ゼンノロブロイには是非勝ってほしかったのだが、仕方あるまい。これで有馬での単勝オッズが高くなる…

菊花賞回顧

ディープインパクトは勝つには勝ったが、ライバルたちの前で大きな弱点を露呈した。ライバルというのは、具体的にいうと、次にディープインパクトが出走を予定しているとされるジャパンカップか有馬記念で、ゼンノロブロイへの騎乗が想定される横山典弘であ…

菊花賞をかんがえる

プレーオフのときから思ってたけど、ロッテの内野守備って、ほんとに凄い。 それはともかく。 やはりディープインパクトを馬券の中心にしない理由は何もない。 皐月賞、ダービー、神戸新聞杯は、どれかひとつだけでも、今回の菊花賞で大本命に推す根拠とする…

秋華賞予想

明日の秋華賞だが、ラインクラフトとエアメサイアの二強ムードで、この二頭の馬連は、なんと二倍を割り込みそうなオッズである。 たしかにローズステークスを見る限り、この二頭の力は抜けている。 それ以外の馬ではデアリングハートが気になるぐらいで、こ…

王冠&大賞典回顧

毎日王冠。 勝ったのはサンライズペガサス。2着テレグノシス。 コスモバルクは11着。スイープトウショウは6着。http://keiba.yahoo.co.jp/scores/2005/05/04/02/11/result.htmlバルクはハナをきる形ではなく、好位の四、五番手で折り合っているように見…

毎日王冠&京都大賞典

毎日王冠は軸にしたいと思う馬が二頭居る。 スイープトウショウとコスモバルクだ。 前者は、じつは現役馬のなかでぼくがもっとも好きな馬である。昨秋の秋華賞一着の印象がぼくには鮮烈なのだが、今年に入ってからの安田記念二着、宝塚記念一着は、牡馬相手…

スプリンターズステークス予想

馬券は競馬場で、映画は映画館で、ということにしてるので、用事のある明日も馬券は買わないが、スプリンターズステークスの予想だけ書いとこう。 勝つのは、13番の香港馬サイレントウィットネス。距離が長いと思われた安田記念のあの3着は強い。たしか短…

故障・シューマン

前回のディープインパクトの記事のコメント欄に「本気で追ったら、故障しそうな」と書いた人があったが、ほんとにそんな感じだ。 すごい馬というのはだいたいそうなんだろうけど、ディープの場合、馬なりで走ってるのに、すでに限界を越えて力がはみ出してい…

ディープインパクトの危険について

一番語りたいとさえ思えるジャンルなのに、普段競馬についてあまり書かないのは、それを書くための言葉が自分のなかにないような気がするからである。 でも、今日の神戸新聞杯はさすがに衝撃的だったので、書いておきたい。 ディープインパクトは、あれはた…

05年オークス回顧

エイシンテンダーはゴール前ほんとによく粘ってたんだけど、走法から見てやっぱり距離が合わなかったんだと思う。しかし幸四郎は思い切った乗り方をしたもんだ。 シーザリオは、パドックも飛びぬけてよかったけど、本当に強い。二、三着馬は、鞍上の力もある…

オークスにて「会稽の恥を雪ぐ」の巻

「みなみなに告げる。みなみなの凛々しき風貌に接し本懐の至りである。いまや秋天高く肥馬いななき勇む。正義のいくさに出るはこのときである。われらの敵は、畏くも一天万乗の君を波路はるかに筑紫に流し奉った。つづいて屋島に流し奉った。その敵を討てよ…

近年のダービーを振り返る

最近近所のスーパーで京都産の青とうがらしを売っていて、安いのでよく買って帰って夕飯のとき食べる。 普通はコチュジャンをつけるか、焼いて醤油をつけたりするのだろうが、ぼくは何もつけないで生でかじっている。十本ぐらい入ってるが、一度に全部食べて…

淀の川面に捲土重来を期するの巻

ベンヤミンの「恐るべき」論考、『暴力批判論』の結末部分、「神話的暴力」と「神的暴力」の差異について論じられた箇所に言及して、ジャック・デリダは次のように述べる。

今頃なんだが

先週行われた高松宮記念のアドマイヤマックスは、本当に強かった。 あんな勝ち方をされると、唖然として見ほれることしかできない。やっと花が咲いてよかった。 カルストンライトオは、左回りがやっぱり駄目なんだなあ。 プレシャスカフェは残念な結果だった…

日本の競馬と資本主義

寒の戻りで、関西では大阪や神戸でも雪が降った。 すき焼きを食べるなら今のうちである。 日曜日に阪神競馬場で行われたフィリーズレビューでは、福永騎手騎乗のラインクラフトが勝ち、2着のデアリングハート、3着のエアメサイアともども、桜花賞の優先出…

奔馬

5日の記事の中で弥生賞のことを心配したが、ディープインパクトは「春の雪」に負けなかったようだ。ぼくはこの馬を見るのははじめてだったが、中山のコースで外外を回ってねじ伏せたのだから、着差以上に強いのだろう。ストーミーカフェが強敵になると思う…

春の雪

春雪や チューリップ賞も 大波乱 一番人気だった安藤の馬はスタート直後にかかっていたようだが、このレースは折り合いを欠いた馬は絶対勝てない。メジロドーベルもそれでとんだのだ。 勝った幸四郎の馬は、相当強いと思う。二着に来た池添の馬も末足は目立…

競馬場で見かけた人々

春近し チューリップ賞の 稽古かな この週末、久しぶりに仁川の競馬場に行ったら和服姿のお相撲さんを見かけた。 関西では、阪神競馬場でお相撲さんたちの姿を眼にするようになったら春の訪れだ。 競馬場と力士と早春という組み合わせ、それに関西という土地…