明日の秋華賞だが、ラインクラフトとエアメサイアの二強ムードで、この二頭の馬連は、なんと二倍を割り込みそうなオッズである。
たしかにローズステークスを見る限り、この二頭の力は抜けている。
それ以外の馬ではデアリングハートが気になるぐらいで、この一角を崩すのは難しいだろう。
それで、人気二頭のうちどちらをとるかだが、ぼくは勝つのはエアメサイアだろうと思う。ラインクラフトは、叩き二走目で、この距離も二度目であることから今回は折り合いがつくだろうということと、直線が平坦な京都コースのしかも内回りはこの馬に有利だろうということで、一番人気に押されているが、これらはあくまで机上の議論だ。
はっきりしていることは、前走の二千メートルの争いではエアメサイアが完勝したということだけだと思う。ぼくはあのレースを見て、中距離以上では、この両頭の勝負付けは完全にすんだと見た。
エアメサイアは、まだG1をとってないが、中距離以上では相当な実力を持っている。
なので、このレースで自分が一番買いたい馬券というのは、エアメサイアの単勝ということになる。
土曜日午前の段階の前売りオッズを見ると、この単勝はなんと４・６倍もつけている。もし本当にこの馬券が４倍以上をつけるのなら、買う馬券はこれしか考えられない。このエントリーは、ここで終わりだ。
だが、いくらなんでもレース直前には、このオッズは３倍台前半ぐらいまで下がるだろうと思う。
そうなると、他の選択肢を考えたくなる。やはりエアメサイアからの馬単を買いたい。エアメサイアからラインクラフトへの馬単は、土曜１０時の段階で４倍を割り込んでいる。これを買うなら、普通は一点でいくしかないところだ。
しかし、ちょっとためらうのは、このレースはラインクラフトが勝つと決め付ければ、相手はエアメサイアの一点で腹をくくれるが、エアメサイアが勝つと決め付けた場合には、ラインクラフトの二着ということには若干の不安が残る、という点だ。
率直に言って、万が一飛ぶならラインの方だろう。安定感では明らかにエアメサイアのほうが上なのだ。
そこで、エアメサイアを頭に、他の馬への馬単を考えてみる。候補は、やっぱりデアリングハート。ぼくは前走を見てないのではっきりいえないが、休み明けの一走だけで、評価にここまで差がつくというのは、ちょっと首をかしげたくなる。ばてたラインクラフトを捕まえられるのは、やはりこの馬だろう。鞍上の勢いも魅力である。
好枠に入ったエイシンテンダーも気にはなったが、ここでは見送る。
結論。
馬単で⑩から⑤と⑧へ。
どちらかが押さえということになり、どっちにしてもあんまり儲からんだろうが、ここは仕方ないね。そういうレースです。
ぼくは明日も用事があって、馬券買えません。
