謝罪

記者会見で謝罪する亀田父を見ていて、池乃めだかの「どうもすいませんでしたー」というギャグを思い出した。


たしかにあの会見の設定は、誰に何を謝れというのか判然としないから、あんな感じになる気持ちも分かる。
反則行為の謝罪なら、相手選手とかボクシング協会とかにすればいいわけで、視聴者、読者や世間一般は、謝ってもらう筋合いじゃない。


ボクシングとかスポーツの品位を損なったということについての謝罪なのか?
それなら、そう明言すればいいのだが、そういう言葉もないので分からない。そして、そのことを謝ってもらいたいと思ってる一般大衆は、どのぐらい居るんだろう?
それとも、「ご心配をおかけした」ということへの謝罪か?だがこれも、誰も心配してないような気がする。


謝る筋合いもないのに、頭を下げさせられてる、と本人は思ってるのだろう。
その不満自体は、間違っていないと思う。
だが一方、謝るべき筋合いのところに対しては、まったく謝る気持ちがなさそうに見えることも確かである。