京都市の空き缶回収禁止条例反対「人間の鎖」!

以下、転載します。

★★京都市の空き缶回収禁止条例反対「人間の鎖」!★★

20日は「くらし環境委員会」の前日という山場のため、東京から湯浅誠さんが応援に駆けつけてくれることになりました!

◆全国で広がっている回収禁止の動きを、ぜひ京都で止めましょう!

◆9月28日、空き缶の回収を禁止する条例の採決が延期されました。
しかしこれは、条例案への批判が高まるなか、賛成する与党会派が拙速な態度の表明を避けたにすぎません。このまま条例案に対する関心が弱まれば、 10 月 21 日の 「くらし環境委員会」 で議論が賛成の方向に流れ、 27 日委員会で可決の結論が出されてしまいます。空き缶回収禁止は野宿の仲間の生活を脅かし、社会的排除を助長するものです。そこで反対の意思を表明するために、10月20日京都市役所を囲む「人間の鎖」を行います。

■スケジュール
10月20日(水)
17:30 京都市役所前御池通側)に集合開始
18:00 集合完了、趣旨説明のあと整列開始
18:30 鎖を完成させ、シュプレッヒコール
→再集合、アピールなど
主催:空き缶回収禁止条例反対デモ実行委員会
連絡先:akikandemo[at]yahoo.co.jp

京都市は、京都市会9月定例会に家庭から出された空き缶などのゴミを持ち去ることを禁止する条例改正案を提出しました。理由は「缶を持ち去る音がうるさい」という苦情が来ていることと、市民のリサイクル意識を向上させるためということです。

しかしそれは、野宿者の貴重な収入源になっている空き缶回収を禁止するほどの理由にはならないと考えます。ほとんどの野宿の仲間は、音や残るゴミに気を使ってアルミ缶回収をしているのです。

確かに行政は、乱雑な持ち去りを行う悪質な業者に対し、何らかの対策をする必要があると考えているのかもしれません。しかし今回の条例改正案のように、一律に全ての回収を禁止してしまうことは非常に暴力的であり、人命を脅かすものです。

現在、貧困問題への社会的な関心が高まり行政の施策が広まりつつある一方、空き缶回収禁止の動きも全国で広がりつつあります。私たちは、行政に対して十分な野宿者対策、貧困対策を求めると同時に、行政に頼らずに、頼れずに生きている野宿者の生活が脅かされることのない状態も求めます。それが今回、空き缶回収禁止条例に反対する「人間の鎖」を行う理由です。