行政代執行を伝えた報道から

ある掲示板で、長居公園の行政代執行のときにあの抗議・抵抗の芝居を演じていた人のひとりが、「一番自分たちの気持ちを伝えてくれてる感じ」がする報道として、下の神戸新聞の記事をあげていました。この記者の人は、三ヶ月間長居のテント村に通い続けたのだそうです。

http://www.kobe-np.co.jp/kobenews/sg/0000234352.shtml

この日の強制撤去を前に、住人らは自ら出演する芝居を上演しようと相談した。大阪市と争うのではなく、芝居を通して市側に思いを伝えたいと話し合った。


 午前九時前、市職員らがテント村を囲むのに合わせて芝居が始まった。「命に代えても友達を守り抜く」「世界を愛している」。一人一人がせりふに思いを乗せて、声に出す。支援者約二百人が、舞台の回りに「人間の鎖」をつくった。


行間から、書いた人の気持ちがはっきり伝わってくる、すぐれた記事であると思います。

また、今回の支援策では、テントがなく公園のベンチや階段で寝ている十数人の野宿者は対象外。今冬、テント外の野宿者が二人凍死している。


撤去終了後の五日午後、大阪市は記者会見を開き、関淳一大阪市長の「今後は安心して憩える公園となるよう努める」とのコメントを発表。テントの住人については「またテント生活をする人もいるだろうし、どこへ行ったか分からない人もいる」と答えた。


またこの他に、しっかりとした取材がされているものとして、産経新聞のこの記事もあげられてました。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070205-00000024-san-soci


これは、『視点』というところの分析が正鵠を得ているものであると思います。