シリーズJAPANの二回目

深夜にNHKのシリーズJAPANの二回目、憲法天皇をテーマにした回の再放送を見たけど、番組全体の作りも、立花隆が言ってることも、いわゆる「司馬史観」と(実質上)どう違うのか分からなかった。
あれに文句をつける右翼なんて居るのかな?


天皇に関する条文を憲法から外すというようなことは、保守政治家の多くも口に出さないだけで、そういう考えだと言われてて、ある意味では「偽の問題」になりつつある(ていうか、改憲前提。)。
そこだけを「再考」しても、植民地主義の問題にも、国のあり方全般の問題にも、まったく踏み込めない。
そういう意味では、まったく保守派の論理のなかの番組であったと思う。


台湾を大きく扱って話題になった「アジアの一等国」という第一回は、保守的な心情の核心部にある程度切り込む内容だったと思うけど、その第一回への反発・圧力がひどかったから、第二回がこういう内容になったのか、それとも一回目と二回目の視点は、実はそれなりに整合しているのか、よく分からないところである。