映画館に行く途中、書店で下の本を買った。
- 作者: 早尾貴紀
- 出版社/メーカー: 青土社
- 発売日: 2008/03/25
- メディア: 単行本
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「シオニズム」という言葉を聞くたびに、最近思い浮かぶのは、シモーヌ・ヴェイユのこの言葉である。
ひとつの町がほろんでなくなってしまうことと、その町の外へ追放されて二度と戻れなくなるということとには、まったくもって非常な違いがあることを、多くの人たちは、心の底から感じていない。(田辺保訳『重力と恩寵』ちくま学芸文庫 p030〜031)
「内なるシオニズム」を克服できる人は、たぶんきわめて少ないはずだ。
とくに日本人には。