買った本

映画館に行く途中、書店で下の本を買った。

ユダヤとイスラエルのあいだ―民族/国民のアポリア

ユダヤとイスラエルのあいだ―民族/国民のアポリア




シオニズム」という言葉を聞くたびに、最近思い浮かぶのは、シモーヌ・ヴェイユのこの言葉である。

ひとつの町がほろんでなくなってしまうことと、その町の外へ追放されて二度と戻れなくなるということとには、まったくもって非常な違いがあることを、多くの人たちは、心の底から感じていない。(田辺保訳『重力と恩寵ちくま学芸文庫 p030〜031)


「内なるシオニズム」を克服できる人は、たぶんきわめて少ないはずだ。
とくに日本人には。