自分なりに不買

沖縄で起きた米兵による暴行事件についての、週刊新潮の報道および、その後の新潮社の態度(アジア女性資料センターによる質問への返答)について、tu-taさんは、自分は今後新潮社の本は買わない、と言明されている。
http://tu-ta.at.webry.info/200803/article_7.html


ぼくも、今回の一連の新潮社の態度は、まったくひどいと思う。
他にひどい報道をしてるメディアや、悪質な会社など、いくらもあるではないか、と言っても、それは今回を看過してよい理由にはならない。
記事については、内容そのものを読んだわけではないが(誰が読むか、というのだ)あの宙吊り広告などの文面を見れば、非難するには十分だ。
また、週刊新潮の報道がひどいことは、もちろん今に始まったことではないが、それでも今回の態度がひどいということは変わらないのだ。
だから、「今後新潮社の本は買わない」というtu-taさんの決意と、その表明は、全面的に支持できる。
効果があるのかどうかではなく、そういう決意をされて、公表されたことが素晴らしいと思う。


ぼく自身は、新潮社の本というのはもともとあまり買ってないと思うが、正直なところ、ドストエフスキーの小説とか、新潮文庫でなければ手に入りにくい(あるいは持ち運びにくい)ものもある。
だから、文庫は買うかもしれない。しかし、極力買わないようにしようと思う。
また、文庫以外の新潮社の出版物は、絶対買わないようにしよう。
そんなにきっぱりとは出来ないと思うのだが、やらないよりはきっとマシだ。
またそれと同時に、他の形でこうした報道だの出版がなくなるように働きかけていこう。


あの出版社は、そうした行動を起こされて当たり前なのだ。
いや、当たり前かどうかなどどうでもよく、ぼくはそうしたいと思ったから、そうすることにして、そのことをここに書いてるのだ。
もちろん、ここに書いてるということ自体にも、自分なりに意味がある。