早くも「ミニ石原化」しつつある人

就任早々の7日には自衛隊を訪問したと思ったら、8日は上京して石原知事に挨拶するそうである。
http://www.kitanippon.co.jp/contents/kyodonews/20080207/232276.html

 大阪府橋下徹知事(38)は7日、就任あいさつのため、大阪府を管轄する兵庫県伊丹市陸上自衛隊中部方面総監部と同第3師団を訪れ、地震など大規模災害時の迅速な部隊派遣を要請した。
 橋下知事は総監部で中村信悟総監(陸将)に「大阪府陸上自衛隊の連携を密にしたい」と述べた。終了後、橋下知事は記者団に「命懸けで府民を守ってくださいとお願いした」と説明。タレント時代にテレビ番組で“核武装発言”をした過去もあるが「防衛政策など国政にかかわる話はしなかった」と語った。
 大阪府によると、知事が自衛隊を表敬訪問するのは1995年の横山ノック知事以来。「警察など府民を直接守ってくれる組織には早くあいさつに行きたい」との橋下知事の意向で就任2日目の訪問になったという。


「防衛政策など国政にかかわる話はしなかった」というのは、下のエントリーにも書いた岩国の問題についての発言との整合性を言ってるのだろう。
就任早々に自衛隊を訪問して、記事中のような発言をするということ自体が、ぼくはとても嫌だが、それだけでなく、行政や府民生活の現場にはまだ全然行ってないのに、就任直後の経営者団体訪問に続き、2日目には自衛隊、3日目には都知事に挨拶というのが、地域より国家、地方(地元)よりも中央という、この人の志向を表わしてるようで、なんとも空々しい。


そして、就任直後の「僕と一緒に死んでください」という発言もそうだったが、ここでも他人に「命懸けで」ということを軽々しく要求する、その感覚が最も怖い。