橋下知事の教育観

橋下知事「所得に応じた学校を選ぶのは当然」 私学授業料削減で持論展開http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080530-00000929-san-pol

大阪府橋下徹知事直轄の改革プロジェクトチーム(PT)は30日、財政再建プログラム試案(PT案)をめぐる担当部局との議論で、私立高校などの授業料軽減助成削減について、世帯収入430万円以下への補助額を手厚くするなど一部修正する案を示した。年間削減額は約8億9400万円で当初案と変わらず、私立学校を所管する生活文化部は「保護者らの同意は得られないだろう」と、さらなる見直しを要望したが、橋下知事は「義務教育でない以上、所得に応じた学校を選ぶのは当然ではないか」と持論を展開した。


これ、大阪の進学の事情がよく分からないけど、「勉強が出来なくて、私立にしか行けない」という子もいるんじゃないの?
世帯収入が低い層への補助額を(当初の案よりは)手厚くする、というのはいいと思うけど、私学助成を基本的には「当初案と変わらず」減らす、ということだよね。やっぱり、「すごく学力が低くて、どこの高校にも行きづらい」子どもは、増えるんじゃないだろうか。


橋下さんの教育に対する考え方というのは、理解できるところもあるけど、基本的に「勉強は出来るけど、家が貧しい子」にしか、視線が行ってない気がする。
「勉強が出来なくて、家が貧しい子」にも、あまねく教育の機会が提供されることを基本に考えるべきであると思う。
そうでなければ、「公教育」を語る資格はない。