知事選決断

某MLに大阪府知事選に関する情報が流れましたので、以下に転載し、最後にその内容と選挙についての自分の所感を簡単に書きます。

「あなたの本音が知りたい委員会」の橋下徹候補、熊谷貞俊候補への公開質問状が「おんな組いのち」のHPにアップされています。


大阪府在住の知り合いに、ぜひ知らせてください。
他府県にお住まいの方にも。
その人から大阪府在住の知り合いに知らせていただけるように。
よろしくお願いいたします。


おんな組いのち
http://onnagumi.jp/


当該ページ(公開質問状)
http://onnagumi.jp/appealFile/2008futijisen-2.html


少し抜粋すると・・・


**********ここから**********

橋下徹候補者への質問です。


(1)「日本の一番情けないところは、単独で戦争ができないこと」(読売テレビたかじんのそこまで言って委員会』)、(久間防衛相の「原爆投下はしょうがなかった」発言をめぐるコメントで)「(日本は)アメリカの核の傘に入っているから抗議もできない。日本も核兵器を持つべき」(2007年7月2日、テレビ朝日スーパーモーニング』)などと発言し、徴兵制度の復活を主張されてきたと報道されています。
また、『たかじんのそこまで言って委員会』での安全保障に関するアンケート(三択)で、「安保破棄。憲法9条改正、軍隊を持ち、自国は自国で防衛するという『独立主権国家』の鉄則を守って生きていく」と回答されています。
出馬表明後の記者会見では「現実に日本が核武装をすることはありえない」と発言していますが、これらの二転三転する発言について真意を伺いたいと思います。
今後も前記のようにお考えが二転三転されるのでしょうか。


橋下候補(回答をお待ちいたしております) 


(2)2003年10月5日、『サンデージャポン』(TBS)の中で、日本人団体による中国広東省珠海市での集団買春について、「中国へのODA(政府開発援助)みたいなもの」と発言されています。「能や狂言が好きな人は変質者」発言に続く「2枚目のイエローカード」として次週に突然降板表明されましたが、何がどのように問題で、降板と言う結論を出されたのでしょうか。
また、今後も、ご自身が発言したことが、問題発言だったと思われたとき、突然、その場から消えるという行動をされるのでしょうか。


橋下候補(回答をお待ちいたしております) 


(3)2007年4月12日の『ムーブ!』(朝日放送)において、尼崎小学生女児暴行事件について、「女の子が服を脱がされたのか、自分から脱いだのかによって話が変わってくる」、(被害女児の母親が加害者に対して、引越しをするか、それができなければ女児側が引っ越す費用を出して欲しいと言ったことに関して)「引越し費用の請求をするのは明らかに行き過ぎた行為」だと発言されています。
性暴力の被害者は、自分に責任がないにも関わらず、被害を相談もしくは訴えた相手に、「どうして逃げなかったのか」「あなたが誘ったのではないか」と、しばしば非難されます。これは、最初の被害に続く「セカンドレイプ」と言われ、それによってPTSD(心的外傷後ストレス障害)を発症することも少なくありません。
前記の発言はまさしく「セカンドレイプ」にあたると考えますが、このことについて今、どのようにお考えでしょうか。


橋下候補(回答をお待ちいたしております) 


(4) ニート対策について、「拘留の上、労役を課す」「国家予算から単純計算すると、日本に生きるだけで一人頭47万円の金がかかる。税金を払わない奴は生きる資格がない」(『たかじんのそこまで言って委員会』)と発言されています。
候補者と同世代の少なからぬ人々が、「バブル崩壊」の中で「就職氷河期」を経験し、規制緩和のなかで正規雇用される機会を失ってきました。年間2000時間働いても生活保護基準額に満たないワーキングプアが話題になって久しく、フリーター層からはすでにホームレスが生まれています。一方で「戦後最長の好景気」ともいわれています。
こうした「格差社会」を是正し、弱者を救済するのが政治であるはずです。政治とはそういうものではないのか、あるのか、どうお考えでしょうか。
また、あらゆる場面で「自己責任」というメッセージが発せられる社会において、先の発言はそれを助長するものであり、政治、社会の責任を放棄するものであると考えますが、これについて今、どのようにお考えでしょうか。


橋下候補(回答をお待ちいたしております) 


(5)高齢者や社会的弱者への対策に関して「高齢者らの予算が減るかもしれないが、仕方ない」と発言、公明党からの批判を受けて公約を修正されたとのことですが、「『おおさか』を笑顔にするプラン」の中では「障がい者や高齢者への公共公益活動を支援します」として事業費3億円(福祉ボランティア団体・NPOを支援する補助制度の創設として100万円×300団体)があげられているのみです。
障害者自立支援法が一昨年施行され、自己負担1割となるなかで、制度利用をあきらめる障害者も多くいます。少なからぬ介護保険料は高齢者の生活を圧迫し、医療費負担の増大がそれに拍車をかけています。
このような明らかな現状を見た上での、対策を考えられておられるのでしょうか。それとも、これだけの予算と政策でも「仕方がない」と思われますか。
この点についてどうお考えでしょうか。


橋下候補(回答をお待ちいたしております)

転載は以上。
さっきサイトを見たら、熊谷さんの回答は来てました。
共産党の梅田さん初め他の候補者の人たちに質問がなかったのは、聞きたいことがなかったからかな?よく分かりません。


橋下さんという人のこれまでの発言については、よく知らなかったけど、これだけ並べられると、やっぱりこの人には入れられない。
まあ、過去にはそうであっても今は、また知事になってから考えが変わるということはありうるので、こういう発言をしてきた人であっても投票するという選択肢がまったくないわけじゃないけど、今回の出馬のいきさつや記者会見などを見ていても、この人の言葉には「威勢のよさ」はあっても、「中味」を感じない。
与党(とくに古賀さんだろうけど)が推す候補ということもあり、当選の可能性が高くても、この人に入れる可能性は2万%ない。


他の人たちのなかで誰に入れるか。
http://www.senkyo.janjan.jp/election/2008/27/00007204.html


きのうは熊谷さんの名をあげたが、よく考えてみて共産党の梅田さんにしてみようかと思う。
理由は単純で、共産党の候補者の得票が多ければ、「二大政党制」に依拠する政治家や官僚の人たちは、焦って少しは良い政策に変更していく可能性があるから。
現状では、人が死なないような再分配の仕組みを作っていくということと、戦争への流れに歯止めをかけるということ(こう書いてみると同じことだよな)、この二つが「良い政策」の目安となる。
現状では、たしかに共産党の主張はこの最低ラインは満たしていると言えるだろう。
ともかく、あいつらを焦らせないと駄目である。


あと、梅田さんという人は、年末に釜ヶ崎の炊き出しに行ったりしてたことも高ポイントだ。
梅田さんのホームページは、こちら。雨宮処凛さんとの対談もあり。
http://www.umesyo.com/


とはいえ、当選するのはやはり橋下候補だろうな。
ぼくは本当ならこの選挙では、社民が辻元清美を立て、民主がそれを推すという図式が見たかった。
それでも負けるだろう。
だが、そういう負けは好いのだ。