おめでとう、フサイチリシャール

あい変らず全国でノロウイルスが猛威をふるってるが、ぼくは自分が治ってからも、家族にうつったり、友人にうつったりして、大変だった。このウイルスは、本人は症状が治って何日か経っても、ウイルスはまだ生きているらしく、感染することがあるみたいだ。自分が治ったからうつることはないと思ってたのだが、うつった人には迷惑をかけた。よく考えると、自分もたぶん、「最近治った」という人と接触して感染したのだから、その危険性に気づくべきだったのだろうが。申し訳ない話である。


ところで、日曜日は阪神競馬場で馬券を買い、久々に儲かった。
というか、奇跡的に近い当たり方だった。パドックを見ていて、「よく馬が見える」時期というのがあると言われるが、この日は確実にそうだったようだ。気が向いて7レースから買い始めて(普段はメインレースしか買わない)、8、9、10、11と5個レース連続で的中。パドックを見て選んだ馬がことごとく好走し、頭も冴えているし気分もいい具合に高揚してるので、買い目もよく、面白いように馬券がとれていく。
こういうときに、ドストエフスキーの『賭博者』や、映画だとリチャード・ドレイファスが主演した『のるかそるか』みたいに、当たった全額を次々に転がしていく度胸があれば、今ごろはレッドソックスと契約したぐらいの大金を手にしてるか、もしくは神と宇宙についての深遠な認識を得てるのだろうが、そう出来ないところが小物の小物たる由縁である。
それはともかく、メインレースの阪神カップでは、思い入れのあるフサイチリシャールの一年ぶりの勝利を、狙い通り単勝馬券で的中させることが出来たので、とても嬉しかった。競馬をやっていて、やっぱりこういうのが一番嬉しい。
人間と馬との縁のものだから。


最終レースは外れたが、悪くない買い方だったので、まだ運みたいなものは残ってると思う。資金もできたし、来週の有馬記念がますます楽しみになった。