泣くな本田、中年の花

エリザベス女王杯
菊花賞のときと同じメンバーで淀に出かけたが、風が強くて時折小雨も混じり、ずいぶん寒かった。フサイチパンドラのことは、以前あれほど誉めてたのに、今回は手が出ず、馬券を当てられなかった。情けない。
でも、一緒に行った競馬初心者の人は単勝を当てたので、まあよかった。気分的にはそんなに落ち込まずにすんだ。


それにしても、あの降着。ああいう厳しい裁定になったのは、やっぱりディープのことも多少影響してるのかなあ、というのが率直な感想だ。
降着になった本田騎手の言葉だが、よく読むとなかなか味わい深い。

http://www.nikkansports.com/race/f-rc-tp0-20061112-116235.html


フサイチ(パンドラ)について行けず」と、勝った馬を讃えるような言い方をしてる。これは、その通りだったのかもしれないけど、レース直後に「その通り」を言えるというところが立派なのではないかと思う。
「今日は苦しがって走りがふらふらしていた」とあるが、実はレース前にオークスのビデオを見直していて、直線でよれてるように見えるのが気になってた。オークスはあの時期の牝馬には過酷なレースなので、よくああいう走り方になると聞くので、そのせいだったのかもしれないが、ひょっとして、馬にそういう癖があるのかもしれない。でもそう言ってしまうと、馬に関わってる人たちに迷惑がかかるので、それを言わなかったのかも。
まあ、すべて想像なんだけど。
でも、「レースには勝っているんだから。全部おれの責任。馬は強い」というのは、いかにもこの騎手らしいコメントだ。
(題は、もちろん別所さんのもじりです)


ぼくはスイープトウショウを頭にして買ったけど、駄目だった。
この馬は、去年ほどの切れはないかもしれないけど、自分の走りはしてると思う。稀代の名牝であることは間違いない。