近日の動きから

(注 読者の方からご指摘をいただいて、一箇所語句を修正した部分があります。太字の部分です。くわしくは、4日のエントリーに書きます。)


この2、3日で気になったことを、いくつかあげておきます。
ひとつは、きのうの記事にも書いた韓国の平澤のことで、今日、この土地の出身である歌手の鄭泰春さんからの感謝の挨拶の文章を読んだのですが、それによると現地ではこの三ヶ月間の間に、抵抗と抗議に関わった70人余りの市民、人権運動家、芸術家たちが逮捕され、ほとんど全員が起訴されているということ、また、きのうの記事にも書きましたが、軍隊(韓国軍)が排除のために投入される恐れがある、とのことでした。
今後どれだけの逮捕者や負傷者が出るか、予測がつきません。


それから国内では、『記識の外』さんでもとりあげられてましたが、4月30日に東京のデモで逮捕者が出たというニュース。
http://d.hatena.ne.jp/using_pleasure/20060502/1146583947

事前にデモの許可を出しておきながら、当日になって道交法違反で逮捕とはあまりにも無茶苦茶だ。また、原宿警察による暴力も見逃すことはできない。


辺野古の動きも含めて、今後日本国内でも、こうした警察や当局の強硬な行動による逮捕者が増えていくことは避けられないだろうと思います。今の社会における「逮捕」ということについては、いろいろ思うことがあるのですが、また別の機会に書くことにします。


それから、生田武志さんのホームページに載っていましたが、3日に大阪市日本橋公園というところで、野宿者のテントが行政によって破壊され撤去されたということ。

http://www1.odn.ne.jp/~cex38710/netthesedays.htm

これによると、すでに天王寺公園の近辺などでも同様の強制撤去がおこなわれているようです。

今年に入ってからの天王寺動植物公園事務所の公園からの野宿者追い出しの動きは突出しています。おそらく、管轄公園からの野宿者の完全排除を目標として動いているのでしょう。野宿解消の手だてを示すこともなく、路上で野宿するしかないことを承知の上でのテントの排除は、あまりに非道です。こうした動きを阻止するため、多くの団体・個人と連携しながら、対抗策を立てていきたいと思っています。


1月の行政代執行の後、大阪市の関市長は今後もこうした方針を続けていくと述べたそうですが、現実のものになっています。
各地でも、同様の動きがすすんでいるのでしょうか。