時間のことなど

詩人の上田假奈代さんのブログを読んでいたら、「時間」のことについて、書いてあった。
http://booksarch.exblog.jp/3383919/

状況の変化にふりまわされるよりも、「時間の変化のほうに 空気をかんじてるほうが よいのでは」と思ったというのは、すごくよく分かる。
それは、ぼくがそういう生き方ができるということではなくて、そういうことを大切に思える生き方がしたいという気持ちが、すごく分かる気がするのだ。
大切なのは、「時間の変化」にともなう空気の移り変わりのほうだろう、本当は。


ところで先日、大阪玉造にあるおでん屋「きくや」という店に久しぶりに行った。
ここは牛スジが有名で、ぼくも行くとこればかりを頼むのだが、この日は、いつもより肉が固くて、あまり美味しくなかった。これは、行った時間が夜遅かったせいだと思う。いつもは夕方に行くので、時間をかけてグツグツと煮込まれたスジ肉がとろとろになっているのだが、夜になるとすごく混んでみんなが有名な牛スジを注文し、煮込まれるまもなく引き上げられるため、固いものにしか当たらないのだと思う。
美味い牛スジが食いたかったら、できるだけ早い時間に行け、ということではないだろうか。
それは別として、他の具はすべて美味しく、なにより店内のくつろいだ雰囲気が大きな魅力である。ドラマにもなった東野圭吾の小説『白夜行』にもこの店が出てくるそうだが、ぼくもここはお勧めである。


ドバイのカネヒキリは残念な結果だったが、あれは勝った馬が強すぎる。