2005-12-18から1日間の記事一覧

伊藤仁斎・「仁を好む」と「不仁をにくむ」

江戸前期の儒者、伊藤仁斎は、ぼくがもっとも好きな思想家の一人だ。 この時代の日本の思想については、この後の封建的な社会の秩序や制度を準備したという側面だけから見られがちだが、むしろこれ以前の数百年がどういう時代だったかをよく考えてみるべきだ…

師走の仁川

日曜は久しぶりに競馬場に行き、馬券は買わないで寒風のなか、競馬新聞を片手にパドックやレースをずっと見ていた。午後から日陰になる阪神競馬場のスタンドは、六甲から吹き降ろす風のため、0度ぐらいに冷え込んでいたのではないかと思うが、冬競馬はこの…