ニューヨーク二題

えー。
グラウンドゼロの跡地に立てられる予定の「世界一高い高層ビル」というのは、リベスキンドの案だったの?

http://d.hatena.ne.jp/yugi713/20050609

リベスキンドって、有名なベルリンのユダヤ博物館を設計した人だよね。ホロコーストの記憶を残すという。
両親は、ホロコーストの生存者らしい。
あの跡地に、もとあったものより高い建造物を立てるという話を聞いたとき、なんとひどい発想だろうと思ったが、それがこの人の設計だったとは。しかも、設計費だのなんだので、色々もめてるらしい。
設計のプランについては詳しく知らないのではっきりコメントできないが、どうも全体的に気が重くなる話だ。


それからニューヨークといえば、先日の村上隆がキュレーター(て、なんなのか?)をやった展示会では、行った人の話だと、戦後の日本のサブカルチャーを大きなテーマにしていたようだが、ゴジラのフィギュアの展示の背景には、日本語と英語による憲法9条の条文が壁一面に書かれていたそうだ。
意図は分からないが(ほんとは何となく分かるが)、やっぱりなかなか面白そうな展示会だ。日本でも、そういうものをやってほしい。
それにしても、ぼくもゴジラ世代で、新作が出るたびに映画館に行くのが楽しい子供時代だったが、今考えると、街を破壊して火の海にするだけでは足りず、口から放射能(ただしくは放射線放射能は吐けません。)を撒き散らすとは、ゴジラというのは悪すぎる。
あれが「可愛い」というのは、ぼくも大ファンだったわけだが、思えばすごい国民性だ。