『ポスト・オリエンタリズム』

ポスト・オリエンタリズム――テロの時代における知と権力

ポスト・オリエンタリズム――テロの時代における知と権力

近所の図書館にあることを知って、さっそく読んでみた。

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『ゾルゲ事件とは何か』


だいぶ前から読みたかった本だが、先日、やはり図書館で借りてきて読んだ。
僕は引き込まれてあっという間に読んだが、密度がすごいので、本を読みなれてない人には、とっつきにくいかもしれない。

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『ヴァレンシュタイン』

このごろ私どもが眼にするのは、
かつて百五十年前、ヨーロッパの国々が、
悲惨な三十年戦争尊い成果として喜び迎えた、
堅牢なはずの古い秩序が崩壊している姿です。
そこで、いまいちど詩人の空想を動員して、
あの暗かった時代を皆さま方のお眼の前によみがえらせ、
御一緒に、いまより朗らかな気持で現代を眺め、
希望に満ちた遠い未来に眼を向けようではありませんか。


 これから御披露する作品で詩人は、皆さま方を、
あの戦争の真っ只中にお連れいたします。
荒廃と略奪と悲惨の十六年が過ぎましたが、
世間はいまだ混沌を極め、
遠くを望んでも、どこにも平和の希望は見えて参りません。
国土は武器のたまり場と化し、
町々は荒らされつくして、
マクデブルクは廃墟となり、商工業も技芸もどん底の状態、
市民はもはや一文の値打ちもなく、怖いものなしは軍人ばかり、
天をも恐れぬ破廉恥が良俗を嘲笑し、
長い戦さで凶暴化した荒くれどもが、
荒廃した大地にのさばっております。(p17〜18)

ヴァレンシュタイン (岩波文庫)

ヴァレンシュタイン (岩波文庫)

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バーリン『自由論』

自由論

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『生政治の誕生』(読了)

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『生政治の誕生』(アメリカの新自由主義)

(承前)

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