連帯を表明します

12.4黒い彗星★連帯声明
http://d.hatena.ne.jp/free_antifa/20110109/1294546371


ぼくは事情をよく知らないのだが、この声明文を読むと、今回の「黒い彗星」氏の行動が、警察による弾圧や、排外デモを行ったり支持する側からの攻撃を受けてるだけではなくて、『突発的な思いつき』や『気まぐれ』によるものだという趣旨の非難を、排外主義に反対する人たちの一部からも浴びせられてるということだろうか?
もしそうだとしたら、そういう人たちにおける「排外主義への反対」は大事なもの、いや、肝心なものを失っている。
今回の出来事に関わりのある、こちらの文章には、

同時に例え一人でも抗議の声を上げることが大事ですし、それを誰でも気軽にやれることにしていきたいです。その積み重ねが状況を変えていくでしょう。


と書いてあるけど、これは今何より大事なことだとも言えて、今回の「黒い彗星」氏の行動は、これ事態そういう行動であるし、またそういう行動を促し、そんな自由で反差別的な社会を作っていくための実践になってもいる。
それを、何か抑圧したり排除したりするということは、現在の悪い状況を「変えていく」ことを阻むどころか、むしろファシズム的な社会の状況を強化することになると思う。
権力や集団の攻撃にさらされて孤立してる人間こそを、運動やぼくたちは守らなきゃいけないのに、もしぼくが危惧してるような非難が彼に向けられていて、国家や社会ばかりでなく、運動のなかからも「黒い彗星」氏が排除されようとしてるのだったら、それは最悪のことだ。


いや、「運動」云々ということよりも、彼や彼の行動を非難の対象にしたり無視して排除することで、ぼくたちは自分のなかの大事なもの、自分を自分として成立させる核のようなものを殺してしまうことになるだろう。
彼を孤立させないことは、まったくぼくたち自身の問題なのだと思う。


ということで、もちろん私も連帯を表明します。