高嶺格さん個展

開催中の展覧会のご案内です。
1月24日から、香川県丸亀市猪熊弦一郎現代美術館で、高嶺格さんの個展が開かれています。
期間は3月末まで。

http://www.mimoca.org/
http://www.mimoca.org/event3_5.html


丸亀市は、大阪から電車で2時間ちょっとで行けるみたい。
この美術館は、駅を出て1分のところにあるそうです。


なお、高嶺さんについては、たまたま今発売中の「ビッグイシュー」135号の特集「社会とアート」のなかで、インタビューなどが掲載されていますので、そちらもご覧いただければと思います。
もうすぐ新しい号に切り替わりますが、販売してる方はバックナンバーも持ってる場合が多いので、号数を言ってお買い求めください*1
http://www.bigissue.jp/


高嶺さんの著書はこちら。

在日の恋人

在日の恋人



以下、美術館のホームページより。

Focus3 高嶺 格:スーパーキャパシターズ

 
2010年1月24日(日)−3月31日(水) 会期中無休
10:00−18:00(入館は17:30まで)

 
現代に鋭い視線を向けるアーティストの珠玉の作品に焦点を絞って紹介する個展シリーズ“Focus”の 第3弾です。今回は、社会の抱える様々な矛盾や軋轢を、自分自身の問題としてとらえ、正面から向き合って考えることから作品を生み出し続けているアーティスト、高嶺格(たかみねただす/1968年 鹿児島県生まれ)の作品「スーパーキャパシターズ」をご紹介します。
「スーパーキャパシタ」とは、市販されている蓄電装置の名前です。乾電池やバッテリーに比べ、安価で安心な素材で製造できる上、劣化しにくく長期にわたって繰り返し使用できるといった画期的な性質を備えています。代替エネルギーへの取り組みが急がれる昨今、このキャパシタ太陽電池をはじ めとして、持続可能性を視野に入れた新技術の研究開発が盛んに行われていますが、一方で、このような技術や考え方が確立されたとしても、それが市場の中で既存の技術と入れ替わるまでには、かなり時間がかかってしまうという問題があります。いいはずのものがなかなか普及できない、高嶺はこのジレンマに注目し、美術の力をもって普及の加速化を試みます。すなわち、これら新技術にイメージを与え、ブランド化を仕掛けることで、一刻も早い低価格化を目論むのです。
2008年スタートした(*)高嶺の「スーパーキャパシタ」キャンペーンは、その後の技術革新も反映し、新たなアイテムをつけ加えて、2010年さらなる拡張を図ります。

*1:この号は、雨宮処凛さんによるコラムも、とくにお勧めです。