平澤報告と映画上映の催し


先日、韓国の平澤に行ってきた人による報告会の様子を、ここに書きましたが、その報告と映画『テチュリ村の戦争』上映の催しが、京都の大学で行なわれるそうなので紹介します。
「テチュリ」というのは、米軍基地拡張のための家屋強制撤去と土地収奪が行われ、住民らによる抵抗が続いている平澤市内の地名です。
以下、MLからの転載です。


以下転送歓迎。


京都で、2006年11月に「テチュリ」に訪れた学生の報告と、最
新のドキュメンタリー映画の上映を行います。

韓国の平澤市にある米軍基地が拡張されようとしている。その
ため、広大な田んぼが奪われた。その田んぼに穴があけられ、
水路にコンクリートが流し込まれ、村の小学校も破壊された。
しかし、そこには、人々の生活がある。田んぼを破壊されても
農業の準備をし、つぶされた小学校のグラウンドで運動会が行
われた。
テチュリでは、開拓された土地が奪われ続けてきた。日清・日
露戦争でも戦場となり、植民地時代には日本軍の基地もつくら
れた。朝鮮戦争中に米軍基地がつくられ、これまで拡張を続け
てきたという歴史がある。そして現在、テチュリは事実上封鎖
されている。

現在の世界規模の米軍再編の中で、平澤と同じような状況が各
地で生み出されている。沖縄・辺野古では、新基地建設を何年
にもわたって止めてきた。基地や軍隊の存在は、「私たち」の
ための「安全」と「平和」の名の下で正当化されている。辺野
古や平澤では、その軍隊が間近にいる。その恐怖や緊張は、京
都にいると実感しにくい。「安全」や「平和」の名の下に何が
行われて、何が破壊され続けているのか?そこにはどのような
人が住んでいるのか?具体的に知りたい。それを知った上でも
、軍隊や基地によってもたらされるものが本当の「平和」や「
安全」だと言うことができるだろうか。私たちが基地の存在と
それを黙認するという関係に疑問をもったとき、もっと多くの
人と、いま起きている事実を共有することが必要ではないかと
考えこの上映・報告会を企画した。


「テチュリ村の戦争」上映会+テチュリ報告会

立命館大学
12月16日(土)14:30分から
立命館大学衣笠キャンパス創思館403+404号室
「映像から考える東アジアの戦争と記憶上映&トーク・セッシ
ョン」として、「島クトゥバで語る戦世」も上映。

京都精華大学
12月21日(木)18:30から
京都精華大学黎明館001教室

料金:カンパ。
連絡先:nightwatch-seabreathe@hotmail.co.jp


(転載以上)