シャコの皮を剥く

いきなり難しい話から入ったので、ちょっと休憩します。
ぼくは基本的に料理は何も出来ないのですが、唯一、人よりも上手いのではないかと思う調理術(?)があります。
それは、蝦蛄(シャコ)の皮を剥くことです。
シャコというのは、ご存じない方もいるかもしれませんが、海老の仲間で、灰色をした、ちょっと気持ち悪い海の生き物です。見た目はよくないのですが、ゆでて食べると春の夕暮れのような淡い味がして、ぼくはたいへん好きです。
このシャコの皮は、海老やカニ等と違って大変柔らかいのですが*1、剥こうとすると身がバラバラになりそうになり、とても難しいのです。
ぼくは、その皮を剥くのが好きで、すぐにこつを掴みました。
それは、シャコを軸にして、自分の体の方を回すようにして剥いていくということです。ちょうど、寄席の紙きりの芸の要領です。

シャコ中心主義ですね。

シャコを湯がいて食べたくなったら、声をかけてください。

*1:昔、『柔かい殻』というアメリカ映画がありましたが