大地康雄と渚ゆう子

きのう、懐メロの番組を見てたら、先日紹介した映画『恋するトマト』を作って主演した俳優の大地康雄のメッセージが紹介されてた。それによると、大地さんは八重山の方の出身で、今甲子園に出ている八重山商工の卒業生だそうだ。学校を出て、当時のことだからパスポートをとって「本土」に集団就職できて、やはりとても苦労をされたらしい。


『恋するトマト』を見たとき、この映画は大地さんが企画・脚本なども担当したということだったが、どうしてこういう視点の映画を作ろうとしたのか、不思議だったのだが、その話を聞いて、なんとなく分かったような気がした。
大地さんは、日本の地方の農家の人たちのことを親身に考えただけではなく、フィリピンの人たちのこと、そこからああいう形で働きに来てる人たちや田舎で待っている人たちのことも、他人事とは思えなかったのかもしれない。
そう思うと、あんなふうに感想を書いたけど、別の思いが湧いてくるなあ。
この映画は、大阪では『蟻の兵隊』と同じ十三のナナゲイで、上映中です。


それから、映画というと、あの『ヨコハマ・メリー』の冒頭で「伊勢崎町ブルース」を歌った渚ゆう子が、横浜寿町のイベントに出演したらしい。
あの歌は、青江三奈のとは全然違う感じで、強烈なかっこよさだった。とくに「花散る夜を」というところの、「る」の音を巻き舌で発音するところはぞくぞくした。
やっぱり、この歌を歌ったんだろうな。
13日から15日まで、大阪の釜ヶ崎でも夏祭りをやっていて、盆踊りとかのど自慢があり、地元ではそこそこ有名な(?)歌手も来るみたいだ。ぼくも、都合がついたらのぞいてみようと思う。
どんな歌手が来るんだろう?
平和勝次とダークホース」とかが来たら最高なんだけど。