天皇賞

淀の坂越え、春の「盾」。


いくらなんでも頭は鉄板。
ヒモはトウカイトリックマッキーマックス。押さえればリンカーンまで。
お金がないので馬券は買えず(涙)。ただ、「元手が用意できないから手を出さない」というのは、勝負事としては「筋」は通る。
それと、競馬と「食うか食われるか」みたいな関係になるのも、ぼくは嫌だ。


以下は有馬記念ディープインパクトが負けた翌日(2005年12月26日付)の日刊スポーツに、ターフライターの須田鷹雄が寄せた「観戦記」の一節。
すごくいい文章だったので、いつかここに引こうと思っていた。

(前略)その様子を見ていたある人がつぶやいた。「ディープインパクトで競馬に興味をもってくれた人が、これで離れていってしまうのでは・・・」。
しかし、それで離れてしまう人は、いずれ競馬を離れてしまう人なのだと思う。ディープインパクトは「全勝」という分かりやすい記号を失ったが、魅力はそれだけではない。それを理解できないようでは、競馬の魅力も理解できないことだろう。


異論がないが、競馬についての言葉のなかで、ぼくが一番好きな一句をこれに付しておこう。


競走馬は、人間の願望を満たすために走っているわけではない。