『コーラ』の新しい号が発刊されましたので、案内を転載します。
三つの連載企画のうちの一つを、広坂朋信さんが書いておられますが、たいへん面白く読みました。広坂さんが、まさかあの某国営放送テレビに出演しておられたとは・・。
それから、読んでいて、宮沢賢治の書いた「化け物丁場」(確かそんな題)という、短い話を思い出しました。
■■■Web評論誌『コーラ』23号のご案内■■■
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http://homepage1.canvas.ne.jp/sogets-syobo/index.html
---------------------------------------------------------------●連載:哥とクオリア/ペルソナと哥●
第30章 言語・意識・認識(認識フィールド篇、序の部)中原紀生
http://homepage1.canvas.ne.jp/sogets-syobo/uta-30.html
井筒豊子は、和歌論三部作の第二論文「意識フィールドとしての和歌」の
末尾に、「蛇足」として、次の一文を書き加えています。
(以下、Webに続く)----------------------------------------------------------------
●連載〈心霊現象の解釈学〉第6回●
心霊科学のトンネル広坂朋信
http://homepage1.canvas.ne.jp/sogets-syobo/sinrei-6.html
科学に対する迷信化け物がないと思うのはかえってほんとうの迷信である。宇宙は怪異に満ち
ている。あらゆる科学の書物は百鬼夜行絵巻物である。それをひもといてそ
の怪異に戦慄する心持ちがなくなれば、もう科学は死んでしまうのである。
(寺田寅彦「化け物の進化」『寺田寅彦随筆集第二巻』岩波文庫)ちょうど去年の今ごろ(7月中旬)、テレビ番組の制作会社の人から電話が
かかってきて取材を申し込まれた。逗子の通称「お化けトンネル」について話
を聞きたいとのことだった。 (以下、Webに続く)----------------------------------------------------------------
●連載「新・玩物草紙」●
書店事情/眠る女たち寺田 操
http://homepage1.canvas.ne.jp/sogets-syobo/singanbutusousi-13.html
古書ミステリー倶楽部』(ミステリー文学資料館編・光文社文庫/2013
・10)を開くと江戸川乱歩の口絵がとびこんできた。経営していた三人書房
(「貼雑年譜」より)のスケッチだ。このアンソロジーは、城昌幸「怪奇製造
人」、甲賀三郎「焦げた聖書」などの戦前の古書ミステリーから、松本清張
「二冊の同じ本」、戸板康二「はんにん」、石沢英太郎「献本」、梶山季之、
出久根達郎、早見裕司、都築道夫、野呂邦揚、紀田順一郎、仁木悦子などなん
とも豪華なラインナップ。いっきに読んでしまいたいので持ち歩き、阪急電車
のなかで読み終えて下車したのは神戸・三宮駅西口。繁華街の細い路地、東門
筋を抜けて山手幹線へでる。にしむら珈琲を山へ向かって坂道をあがる。途中
で雨が降りだしてきたが、坂道を濡れて歩くのはなんとも風情があって絵にな
る。だれか私の後姿を入れてスケッチしてくれないかしらと妄想。
((以下、Webに続く)--------------------------------------------------------------------