関電前で不当逮捕

金曜の夜、大阪の関電本社前で不当逮捕があった。


下の映像では、最後の部分に証言が出てくる。
いわゆる「転び公防」だということ。

http://www.youtube.com/watch?v=2sMIBlHcwLA&feature=youtu.be


こちらは、16分30秒頃から、最後まで、逮捕と連行の様子。撮影にも勇気が要ったと思う。

http://www.ustream.tv/recorded/25931138#utm_campaign=t.co&utm_source=25931138&utm_medium=social


さらに、こちらのブログ記事でも詳しく紹介されている。

http://portirland.blogspot.jp/2012/10/hangenpatu-demo-taiho-kanden-houdou.html


最後に、この件についての呼び掛け文を転載するが、その前に少しだけ書いておきたい。
この日は、ぼくもこの出来事があった直前まで現場に居たので知ってるのだが、夕方から制服や私服(といっても、まあ制服みたいなもんだが)の警察官が多く居て、関電への抗議行動の参加者に対して、露骨な挑発を行なっていた。ぼくの目には、苛立って騒ぎになりそうな人に目をつけて口論をふっかけ、(サッカーで言う)「反則行為」を誘発して、不当逮捕に持ち込もうとする狙いがあからさまであるように見えた。
だから、(不当)逮捕された人も、きっとそういう狙いをつけられてた挙句に、混乱のさなかでこんなことになったのではないかと想像する。
いずれにせよ、抗議やデモへの、こうした監視や弾圧的な警察の介入自体が、そもそもまったく反社会的なものであり、厳しく弾劾されるべきだと思う。こうした介入自体が「不当」なのだ。


逮捕ということは、人の一生を変えてしまう。「不当」に行なわれるなら、それはなおさら非道な暴力だと言うしかない。
弾圧によって、「不当」に逮捕された人が、どのように生を歪められるかということを、こちらの記事を読んでよく考えてもらいたい。
http://hatarakibito.at.webry.info/201210/article_1.html

今回の件でも、逮捕された人の落度を非難するような報道や、ネット上での(運動内部からの)発言もあるようだが、かりにこうした事件の被害者が逸脱的な行動をする人だったとしても(今回の人が、そうだったというのではない)、そういう人であっても当然デモや抗議に参加する権利がある。
自制を求めることや注意すること、場合によっては退去を求めることなどもなされてよいだろうが、それでもその人が不当な権力の行使によって(先に言ったとおり警察の介入自体が不当なのだが)窮地に置かれたなら、何をおいても無条件に救出に全力が注がれるのでなければならない。
他人の権利を守るとは、そういうことである。
個別の批判は、救出がなされてから、したければいくらでもすればよい。まず第一に闘うべき相手は何かということを見ない人は、現実から目をそむけるために被害者を犠牲に供しているのである。

***以下、拡散歓迎***

全国で原発をなくすために行動を起こしているみなさんへ

昨日5日、関電本店前での金曜抗議行動で不当逮捕が起こりました。
そもそも、現場にいた人からの話では夕方6時くらいですでに
警察官がやたら挑発をかけていたそうです。

しかし、逮捕が起こったのは、ある女性が転んでいるところに
天満署のタケヤマ警部補がその女性を踏んづけてシリモチ。
それを言いがかりにして、近くにいた男性を公務執行妨害
取り押さえたとのこと。
いくつかの報道が流していることはまったく正反対です。
踏みつけられた女性が証言:http://www.ustream.tv/recorded/25931788

この辺の混乱した状況は以下の20分すぎから見れます。
http://www.ustream.tv/recorded/25931138

現在、拘束された男性は天満署にいます。
天満署:tel. 06-6363-1234

多くの人の力が必要です。天満署へ電話をかけてください。
がちゃんと切られる(対応もひどい)こともありますが、
何度かかけていると、話せることもあります。全国に拡散さ
れているというとビビリます。
即時釈放を求めましょう。

ついでにこの日の天満署前での抗議行動:
http://www.ustream.tv/recorded/25932936

警察官がピケをはって、警察署内に人を入れないようにして
います。(とりあえず、ここまで)