東アジア共同ワークショップ開催のお知らせ

この文章は、7月21日に書いています。


ぼくが毎回参加してきた東アジア共同ワークショップ、今年の夏は、8月22日から26日までの日程で、韓国にて開催されることになりました。
下記のサイトから申し込みが出来ます。どうぞご覧ください。


http://www.asajino.net/07Summer/jp/index.html

開催概要
期間 2007年8月22日(水)〜8月26日(日)、4泊5日


場所 ソウル市立青少年福祉館、慶尚道忠清道など
対象 大学生・社会人など約50名
参加費 学生:23万ウォン / 社会人:25万ウォン
(部分参加:FW1日6万ウォン、他の日は1日5万ウォン)
主催 東アジア共同ワークショップ実行委員会
主管 ピースタウン

開催趣旨文


近代において日本が引き起こした戦争は東アジアに生きる多くの人々を傷つけました。しかし日本の敗戦以降、国家間は政治的な問題解決だけを優先し、こうした人々の内面の傷を放置してきたと言えます。それは例えば、強制連行・強制労働犠牲者のご遺骨が家族のもとに届けられていないことや、そのための調査が具体的に行われてこなかったというこれらの事実によくあらわれています。私たちは解決されないまま現在に至っているこうした個々人の傷から目をそらさず、歴史の過ちとその責任に向き合っていかなければなりません。


東アジア共同ワークショップは、1997年以降、北海道で戦時中に行なわれたダム・鉄道工事の犠牲者の遺骨を発掘し、ご遺族の元に返還するという活動を続けてきました。第11回東アジア共同ワークショップは、こうした活動の一環として韓国のご遺族のもとを訪れ、過去の戦争と植民地支配によって引き裂かれた人々の具体的な痛みや悲しみと向き合いたいと考えています。また、この活動を通じて東アジアの若者たちが「歴史」を学び、「国家」や「民族」を越えた一人ひとりの「人間」として繋がっていきたいと考えています。


こうしたワークショップの理念と活動は、時間と共に忘れ去られていく記憶の風化に力強く対抗するだけでなく、現在靖国問題や教科書問題などにあらわれている歴史認識の諸課題にも有効な一石を投じることになると確信しています。東アジアのいまを共に歩む東アジア共同ワークショップへの、あなたのご参加を呼びかけます。