穴なんて開いていませんと言い張る人

これは、ぶれたとか、ぶれてないとか、そういう問題じゃないよ。
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20090529dde001010065000c.html


記者が「短距離」と「単騎」を聞き間違えたなんてレベルの、でもない。
現実に首相の発言を受けて政治家や官僚が厚労省の分割をめぐって動き、右往左往したはずである。報道もそれをフォローした。逆に言えば、その間、その分だけ他の事柄については、政治・行政・報道の仕事の時間が十分に割かれなかったのだ。これは一個の政治的事実である。


それなのに、そういう、近い過去の政治的な事実、出来事が、そもそも存在してなかったと、このおっさんは言ってるのだ。
在ったことを無かったことにすれば、そこには空白の穴が出来るはずだが、そもそもそんな出来事自体なかったのだから、穴など開いているはずもないというわけである。
つまり、政治的な事実、出来事を抹消しようとする首相の虚言に、閣僚が口裏を合わせて擁護してるという図だ。
これを歴史修正主義的と呼ばずして、なんと呼ぶのだ。


まったく、麻生鉱山の倅が思いつきそうな言い分だよ。