日馬富士

優勝決定戦の白鵬との取り組みも好勝負だったが、この二人の対決は、なんといっても何日目だったか、本場所での対決を見たときに、今まで見たことのないようなすごい相撲だと、唸った。
日馬富士も、相手が白鵬だから、ああいう相撲になるんだろうと思う。


日馬富士は、伊勢ヶ浜部屋の力士で、この部屋の力士が優勝するのは、昔、たしか大鵬の時代だと思うが、清国という名大関が居て、その人以来だそうである。
清国は、いまやはりモンゴル出身で旭天鵬という力士が居るが、この人にちょっと感じが似てたと思う。
日馬富士は、テレビ中継を見ていても、みんなまだ前の四股名の「安馬」と、間違って呼んでいる。


それと、決定戦前に支度部屋の様子が映ったとき、朝青龍日馬富士に近寄って、アドバイスか激励なのか、何か言っていたが、何語で喋ってるんだろう、と思った。
精神的なことならモンゴルの言葉だろうが、技術論なら日本語かもしれない。
意外と英語だったら、面白いけど。
どうしてもモンゴル勢に話題が集中するが、今場所は琴欧州も、存在感を示したんじゃないかと思う。


それにしても、日馬富士はよく勝った。
少し前に、ブエナビスタレッドディザイアをぎりぎりでねじ伏せたのを見ていたので、ここでも格上の方が結局は勝つような気がしていたが、そういう風にはならなかった。