TBされた記事に書かれていた番組のこと

きのう、id:OhgyokuさんがTBをくださった記事のなかで語られていたNHKの番組、今日もやってたんですね。
http://d.hatena.ne.jp/Ohgyoku/20050624


今回はやってること自体を知らなくて、最後の方の45分ぐらいを、他のことをしながら見ただけです。
「人口減少社会」は、「経済格差」以上に社会構造的に大きな問題だと思いますが、どうも今回は集中して見る気にならなかったし、特別な感想もありません。というより、なにか言う気がおこらない。テーマに関心がないということではなくて、このテレビ番組に関心がもてなかった。一部分しか見てないので、今回の番組の作りについては、はっきりしたことはいえないんですけどね。


テレビ番組として作られ「問題化」されるということが、いちがいに悪いとはいえませんが、それを見なくてもこうしたテーマに関心を持ち、考えたり話したり対処したりすることはできる。より根本的にいえば、日々の生活のなかで自分が感じている、少子化や人口減少にまつわる色んなことがらを、「人口減少問題」とか「少子化問題」というふうにくくらなくても、そうしたことがらと真剣に取り組むことはできるわけです。
ともかく、特定のテレビ番組に興味を持つかどうかと、そのことがらを真剣に考えているかどうかは関係ないと思うので、まあ自分が考えざるをえなくなったときに、自分なりに考えて向き合えばいいだけのことではないか、とおもいます。
なんか、すました様なことしか書けませんが。


24日の番組そのものは見ていないのですが、トラックバックをくださった記事に書かれていたことについては、よく分かる気がしました。すべてを個人の問題に帰結させてしまう傾向はよくないと思うし、また感情的な議論を無条件に容認してはいけないということは、最近の視聴者参加型の討論番組を見ていて、いつも感じることです。視聴者のガス抜きに終わってしまって、問題の本質に目を向けないで済ませる手助けをすることに、なりがちだと思うので。
こういう番組の、よくない面ですね。


あと、ぼくの文章に関して「仰っていた」とかは、やめてください。
恥ずかしいので(笑)。