荒川河川敷の暴挙に抗議を!

【荒川】国交省が警察権力を動員して強制撤去、工事強行
http://san-ya.at.webry.info/201201/article_11.html


この厳寒期に、撤去して追い出すというだけでも、人を死に追いやる行為なのに、公権力が(話し合い拒否どころか)法的手続きを無視して、強制撤去・工事強行という暴挙。
行政代執行自体、法に名を借りた許せない暴力だと思うけど、ここではその法そのものも無視した権力の暴走。しかも警察が大量動員でそれに協力。
おまけにその警察官の吐いた言葉と言ったら、


『*この際、私服警官が抗議した仲間を突き飛ばす、頭突きするなどの暴力を行った上、「あんた男?女?どっち?」「暴力じゃねーよセクハラだよばーか」「お前なんかに興奮しねーよ」などの性差別発言、野宿者・日雇い労働者に対する差別発言などを連呼。警察手帳の提示も拒否した。』


権力、国家の暴力装置(軍・警察)がとめどもなく暴走した、戦前の悪夢がよみがえりつつある。
手遅れにならないうちに、抗議を。


(以下転載)

12月28日(水)ならびに昨日1月12日(木)、荒川河川敷堀切橋下流付近において、国交省が職員、警備員、施行業者、そして警察権力を大量動員したうえで、看板や猫小屋等の物件を法的手続きなしに強制撤去し、工事を強行するという許しがたい暴挙に出ました。

いずれの日も仲間の小屋は無事。撤去されたのは、追い出しと工事によって飼い主や寝床を失った猫のために発泡スチロールなどで作られた小さな小屋、抗議のために設置した看板やプラカードなどです。本来、河川法に抵触する工作物を撤去する場合、所有者不明であれば河川法75条、所有者が判明していれば行政代執行法による手続きを経なければなりません。今回、平然とこれを無視して撤去が強行されました。

国交省はこの間、どんなに道理の通らないことも、たとえ法律に反することであっても、警察を動員し有無を言わさず押し通すということを繰り返しています。仲間たちの命と尊厳の砦である小屋に手をかけさせないためにも、このようなやり方は許されないのだという多くの皆様の声を国交省に寄せて下さい。

<抗議先>
国土交通省
電話 03−5253−4150
FAX 03−5253−4192
メール http://www.mlit.go.jp/useful/hotline1.html

国土交通省荒川下流河川事務所】
電話 03-3902-2311、03-3902-2379
FAX 03-3902-7631
メール http://www3.ktr.mlit.go.jp/arage/www3/form/contact/general/index.php

国土交通省荒川下流河川事務所小名木川出張所】
電話 03-3681-6131
FAX 03-3683-7453
メール onagi@ara.go.jp

【SMCシビルテクノス株式会社】
TEL:03-5363-6090(代)
FAX:03-5363-6271

国交省は工事強行でなく話し合いを!
●人数制限や記名、写真撮影など話し合いに不当な条件をつけるな!
●違法な強制撤去はやめろ!
●警察権力を動員した横暴を許さないぞ!

<12月28日のできごと>
国交省約20名、施行業者(SMCシビルテクノス)10数名、私服警官10数名で河川敷に突如現れ、猫小屋3件と看板2件を強制撤去すると宣言
*居合わせた仲間が抗議すると制服警察官10数名を投入し暴力的に区域外に排除
*この際、私服警官が抗議した仲間を突き飛ばす、頭突きするなどの暴力を行った上、「あんた男?女?どっち?」「暴力じゃねーよセクハラだよばーか」「お前なんかに興奮しねーよ」などの性差別発言、野宿者・日雇い労働者に対する差別発言などを連呼。警察手帳の提示も拒否した。
国交省はどのような法的根拠に基づく撤去なのかという問いに「工事の支障になるため」としか回答しなかった。





<1月12日のできごと>
国交省約20名、ガードマン(帝国警備)約10名、施行業者10数名が11月18日に2軒の小屋を取り囲む形で張ったフェンスを撤去し、さらに周辺の小屋を狭く取り囲むようにネットを新設した。私服警官10数名も監視。
*抗議し説明を求めると第5機動隊を動員。抗議する仲間をネット際から暴力的に排除し、腕をつかむ、突き飛ばすなどの行為を繰り返したうえ、執拗に追い回すなどした。警察手帳提示も再び拒否。
*道路沿いに設置した抗議のプラカード、猫小屋、資材、畑を強制的に撤去。プラカードは車両に積んで持ち去った。
*竪川河川敷公園で行政代執行を行おうとしている江東区水辺と緑の課職員2名が土手の上から様子を観察していた。





<連絡先>
台東区日本堤1ー25ー11 山谷労働者福祉会館
電話:03ー3876ー7073(FAX兼)
メール:san-ya@sanpal.co.jp