選挙のこと

色々と思うことはあるが、辻元清美福田衣里子が当選したので、個人的にはこれで良しとしよう。
ああいう自分の言葉で、血の通った意見を述べる人が少しでも公的な政治の場に出るようにならないとどうしようもない*1


民主党政権については、まだ何も言えないけど、ただ核密約問題に象徴されるような、政治権力と行政が結びついて嘘八百が公然とまかりとおるような構造に、本当にメスが入れられるのなら、それは望ましいことだろうと思う。


あと、テレビを見ていて、落選した(例えば)小泉チルドレンの一人一人を見て、「こいつは他人のせいにして反省してないな」とか、「こいつは少しは反省してるようで好感がもてるな」とか、ついつい思ってしまうが、それも変なことである。
「負けたから反省しろ(反省してるように振舞え)」というのも変な感情だよな。選挙の結果はすでに出てるのだ。
もちろん、それなりの有権者の不満があったから選挙に負けてるわけで、そのことに気づかない鈍感さは、政治家としてどうかと思うが、自分の意に沿うような態度をテレビカメラの前で示しているかどうかに、過剰に反応するのはよくない。
こんな政治を作った当面の最高責任者である麻生太郎の投やりな態度は、まったくみっともなく、哀れだとは思うけど。
その麻生を担いだ元首相だの自民党の大物連中が、ぎりぎりで受かったり結局は比例区で復活したりして、ヘラヘラ笑っているのを見るが、そちらにこそ怒りが向けられるべきだと思う。

*1:余談だが、二人の選挙区は共にキリシタンゆかりの地であるという歴史性も、ぼくには面白い。