豊中でドキュメンタリー映画上映会

直前なんですが、10月5日日曜日、大阪豊中市の「とよなか男女共同参画推進センター すてっぷホール」というところで、原一男さんの講座で学んだ映像作家の方たちによる、5本のドキュメンタリー映画の上映があるそうです。
下のサイトに、作品の紹介と、上映のスケジュールなどが載ってます。



上映会『ドキュメンタリーする快楽』


http://blog.livedoor.jp/nakazakieizo/archives/238379.html

http://blog.livedoor.jp/nakazakieizo/archives/365714.html
(以下転載)

上映会「ドキュメンタリーする快楽」

日 時 :2008年(平成20年)10月5日(日)午前10時〜午後6時
場 所 :とよなか男女共同参画推進センター すてっぷホール
上映作品:初監督5人(女性3人を含む)のドキュメンタリー作品

上映スケジュール
(第1部) ※各部入れ替え制です
10:15- プログラムA開場
10:30- 開会の挨拶
10:35- 「中村のイヤギ」上映
11:45- 監督の挨拶

(第2部)
12:45- プログラムB開場
13:00- プログラムB-1「突風エルストはゆく」上映
13:40- 監督の挨拶
13:45- プログラムB-2「ゆうと〜踏み出す勇気をくれるもの〜」上映
14:25- 監督の挨拶

(第3部)
14:45- プログラムC開場
15:00- プログラムC-1「真層」上映
15:40- 監督の挨拶
15:45- プログラムC-2「きれない糸」上映
16:25- 監督の挨拶
16:30- 原一男監督からの言葉
17:00- 開会の挨拶

チケット: 1部500円(プログラムABC3部制 各プログラム入れ制)
※前売りが必要な方はすてっぷの窓口で購入していただくか、documentarians@mail.goo.ne.jpまで連絡下さい。
保 育 : 1プログラム210円 事前予約制
      お申し込みはメールにて
      documentarians@mail.goo.nr.jp
      記入内容
      ・申込者(大人)氏名
      ・子供氏名(フリガナ)、年齢、性別
      ・連絡先(電話番号)
      ・保育時間(上映プログラム) 申し込み期間 9月26日(金)まで 
主 催 : 「ドキュメンタリーする快楽」上映会実行委員会
     代表  奥田令子 連絡先    documentarians@mail.goo.ne.jp

原 一男 (制作総指揮)
1945年生。脳性麻痺の人々を撮った「さよならCP」でドキュメンタリー映画作家としてデビュー。「極私的エロス・恋歌1974」では女性の生と性に迫り、87年には「ゆきゆきて神軍」を発表。この作品はベルリン国際映画祭ガリガリ映画賞、ブルーリボン賞監督賞など各種映画賞を受賞。94年には、小説家、井上光晴の虚と実を描いた「全身小説家」で毎日映画コンクール日本映画大賞受賞、キネマ旬報ベストテン1位、映画各賞に輝いた。04年にははじめての劇場映画、桃井かおりら4人の女優が一人のヒロインを演じる「またの日の知華」を世に問う。「CINEMA塾」を主宰し、 現在、大阪芸術大学映像学科教授。

第1部
A「中村のイヤギ」  
大阪国際空港伊丹空港)の敷地内に、約100世帯・400人余りの在日朝鮮人が住む「中村地区」と呼ばれる場所が存在した。そこは、かつて日本の植民地支配下で空港の建設・拡張工事に従事した朝鮮人達の飯場跡であった。2006年、「中村地区」の移転を知った私は、その場所を訪れ人々の思いをカメラでおさめていこうと試みた。
監督:張 領太
1983年生まれ。福祉系のNPOで働く。ドキュメンタリーをやりたいと思っていた時、運良く朝日カルチャーセンターでの原監督の講座を知りカメラを回し始める。


第2部
B-1「突風エルストはゆく」 
ユーキは18歳、電動車椅子サッカーチーム『エルスト広島』のキ  ャプテン。彼は進行性筋ジストロフィーのため、電動車椅子で生活している。この年、チームは3度目の全国大会出場を決めた。大会前、ユーキはドイツ留学という大冒険を果たし、多くの刺激を受け、夏に帰国。過酷な条件の中、秋の全国大会に挑むユーキと個性あふれるチームの面々の日常と試合に密着。
監督:金杉 恭子(かなすぎ きょうこ)
1947年生まれ。広島の大学でフランス語、フランス文化を教える。テーマは女とことば(表現)。フランス女性作家、マルグリット・デユラス研究から、女性映画監督作品の研究へと移り、アニエス・ヴァルダ研究へ。車椅子サッカー少年を追うロードムービー制作に挑む。

B−2「 ゆ う と  〜踏み出す勇気をくれるもの〜」
ゆうとは、12歳 ダウン症。4月から地元中学校に通い始めるが、小学校の学童保育のような支援は中学校になったら、ありません。シングルマザーで働いている母は、休みの間、どうしたら良いのでしょうか?友達が大好きなゆうとと働き続けるシングルマザーの日常を追いかける。
監督:小川 英子
香川県出身。障害者、母子家庭の母等のキャリアカウンセリング・コーディネートをして、働きたいけれども悩む人の劇的変化や一歩ずつ進む軌跡(奇跡)に出会う。葛藤と真摯に取り組む姿を撮ることに挑戦する。


第3部
C−1「 真  層 」
本作品に登場するのは、京都にある大学で国史学を学ぶ21歳の女性とその家族である。彼女は12歳のとき、母親を自殺で失った。約10年前になくなった一人の女性の生き様や死に方について、残された遺族という立場から証言してもらう。梶井は本作品を通じて「人は何故自ら命を絶つのか」について問いかける。
監督:梶井 洋志    
1983年生まれ。大阪府寝屋川市在住。梶井は、父親を自殺で 亡くしたという経験から、10年連続で年間の自殺者が3万人を超える 等、現在日本で社会的な問題となっている「自殺」をテーマに選んだ。

C−2「 きれない糸 」
ある一組の夫婦。籍をぬかないまま、別居生活を送って26年がたった。離れて暮らしながらも、まったく行き来がないわけでもなく、墓参りや孫のお宮参りなど家族の行事には家族全員が顔をあわせる。夫と妻をつなぐ糸は細いかもしれないが、決して切れることはない。ふたりをつなぐ糸をたぐる。
監督:北里 伊都子
1970年生まれ。熊本県出身。ふつうの会社員。原一男監督見たさにカルチャーセンターの講座を受講。原監督の話に引き込まれ、いつの間にかカメラを購入。「ドキュメンタリーする」ことは、はたして「快楽」なのか?自身で確かめるために制作を始める。