ネグリ来日中止(不認可)の件

こちらのブログのなかに転載されている今回の顛末を読むと、そもそも外務省(大使館)が、何の問題もないかのように言っていた真意が疑われる。
当初から法務省(入管)との協議のなかで、「入国させない」という線で話が進んでいたのではないか?そして、わざと「今からでは書類を集めるのが間に合わない」という時期になるまで待って、「じつは困難な問題がある」と言ってきたのではないか。


以上は憶測だが、これまでの日本の政府なり、公安・警察や法務省・入管がとってきた方針から考えれば、ネグリのような経歴を持つ人の、しかも今回のような目的を持った入国は、少しでも「拒否できる」理由が見つけられるなら極力拒む、というのは、当然考えられる(整合的な)対応だと思う。
法律の規定や書類の不備というのは、あくまで口実だろう。
要するに、日本は、ネグリのような人を寛容に、問題なく受け入れるような国家ではないという自明の事実が、あらためて明らかになっただけだ。