管仲

たんなる雑学です。


http://d.hatena.ne.jp/Arisan/20070702/p1

宮台真司が、パート1の最後の方で言ってた、統治能力が法を越えてそれを支える重要性をもつという意見を聞いて、論語のなかに、管仲という人についての話で、同じようなことが出てきたなあ、と思った。
探すのに苦労したけど、「憲問 第14篇」というところのなかにあった。
管仲は仁者に非(あら)ざるか」という子貢の問いに答えた孔子の言葉。
以下のサイトに現代語訳が載ってたのでコピーします。
http://www.geocities.jp/sei_taikou/rongo_14.html

 十八 子貢はいった、
管仲は仁者ではないのでしょうか。桓公が公子糾を殺しました。管仲は殉死することができず、また桓公を助けたのです」
 孔子はいった、
管仲桓公を助けて諸侯に覇たらしめ、天下を改革した。民は今に至るまで、その恩恵を受けている。管仲がいなければ、わたしはざんばら髪で襟を左にしていることだろう(野蛮な風俗に染まっているだろう)。どうして、管仲のような人物が、匹夫匹婦が誠を立てるために、自ら首を吊って死体を溝に捨てられ、その名を知る者がなくなるようなことをしようか」

 *管仲は天下のために小義を犠牲にしたにすぎない。