昨日、中村雄二郎著『悪の哲学ノート』のなかで、「悪」を、「善」よりも自己を伝達しようとする意欲と能力に勝るものとして捉えるシオランの考え方に言及されていることを書いたが、これは大変示唆に富むと思える言い分なので、中村の同書(p48)からの孫引き…
おととしの正月は、『朱子伝』(三浦國雄著)を読んでいた。去年の正月には、ソフォクレスの戯曲を読んでいたはずだが、今年たまたま読んでいるのはキケローの『弁論家について』である。弁論家について〈上〉 (岩波文庫)作者: キケロー,Cicero,大西英文出版社…
引用をストックしました
引用するにはまずログインしてください
引用をストックできませんでした。再度お試しください
限定公開記事のため引用できません。