『弁論家について』その2

昨日、中村雄二郎著『悪の哲学ノート』のなかで、「悪」を、「善」よりも自己を伝達しようとする意欲と能力に勝るものとして捉えるシオランの考え方に言及されていることを書いたが、これは大変示唆に富むと思える言い分なので、中村の同書(p48)からの孫引きになるが、以下にシオランの文章を引用する。

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