『中村のイヤギ』・『空っ風 千里開発・RCの陰謀』を見て

14日まで大阪のシネ・ヌーヴォで行われていた上映企画『〜彷徨する魂を追う〜 NDU+NDS』。
そのうち数本の作品を見ることが出来たのだが、ここではそのなかから『中村のイヤギ』(撮影・編集・監督 張領太 2008)と、『空っ風 千里開発・RCの陰謀』(監督・撮影 中村葉子 2010)の二本を見た感想を、備忘録的に書いておきたい。

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退避について

このところ、高橋哲哉の旧著『記憶のエチカ』(岩波書店)を読んでいるのだが、アーレントにおける「記憶」の問題を批判したその第2章「《闇の奥》の記憶」を読んでいて、以前このブログにアーレントについて書いた感想を、修正しておきたいという気持ちになった。
それは、『暗い時代の人々』(ちくま学芸文庫)に入っている、レッシングに関する文章「暗い時代の人間性」への走り書き的な感想である。レッシングの考えについてのアーレントの賞賛を、肯定的に紹介したのだが、あれは批判しないといけないものだと気がついた。

記憶のエチカ―戦争・哲学・アウシュヴィッツ

記憶のエチカ―戦争・哲学・アウシュヴィッツ

暗い時代の人々 (ちくま学芸文庫)

暗い時代の人々 (ちくま学芸文庫)

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戦争における自由と倫理

南京大虐殺」をめぐる番組について、きのう書いたことだが、説明の不十分なところがあったかも知れないので、少し補足する。
http://d.hatena.ne.jp/Arisan/20080407/p2

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