『叫びの都市』

叫びの都市: 寄せ場、釜ヶ崎、流動的下層労働者

叫びの都市: 寄せ場、釜ヶ崎、流動的下層労働者

私たちはすでに、釜ヶ崎的状況を生きている。そうであるなら、釜ヶ崎の記憶を喪失することは、現在に対する視座を獲得するための手がかりを手放してしまうことに等しい。(p30)

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橋下発言と日本の性差別

http://sankei.jp.msn.com/west/west_affairs/news/130516/waf13051611240010-n1.htm

 日本維新の会共同代表の橋下徹大阪市長は15日夜、米軍普天間飛行場沖縄県宜野湾市)の司令官に米兵の性的欲求の対応策として風俗業の活用を進言したことに関し、記者団から市職員のわいせつ事件の抑止対策として風俗業の活用が有効か問われ、「僕は(有効策に)なり得ると思う」との見解を示した。

 橋下氏は「何の罪もない人のところに行くくらいだったら、認められている範囲のところでちゃんとしなさいよ、というのが本来のアドバイス」と述べた。

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体罰はなぜ悪か、について考える

体罰について考える際、まず「体罰は是か非か」というところから考え始めることが、適切であり公正な態度であるという風に思われている。
だが現在の社会が概ね、実力・権力や権威を有する者が、そうでないものに対して振るう暴力を容認してしまう傾向にあるということ、またそうした価値観を自分自身内面化してしまっている度合いが大きいと思えることを考慮すると、僕はこの問題を、まず「体罰はなぜ悪であるのか」というところから考え始めることが、適切な態度だと思う。
そこから始めて、どうしてもその理由が見出せないようなとき、初めて「是か非か」というところに移行して考え直してみる。そういう手続きの方が妥当だと思うのだ。

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デュルケームの「罰」論

19世紀の末から20世紀の初めにかけて活躍したエミール・デュルケームは、フランスが生んだ、歴史上もっとも有名な社会学者の一人だろうが、その講義録『道徳教育論』(麻生誠/山村健訳  講談社学術文庫)のなかで、「学校における罰」、さらには「罰」一般について大変示唆に富む考察を行っている。簡単に整理しておきたい。

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強者の論理を支え続けるもの

非常に典型的な発言だと思うので、批判しておきたい。


大阪・高2自殺:「最悪の大失態」橋下市長
http://mainichi.jp/select/news/20130109k0000m040060000c.html

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大阪府の朝鮮学校補助金不支給について

http://mainichi.jp/select/wadai/news/20120319mog00m040015000c.html


大阪府は、元々補助金を支給しないですむ口実を探してたのだろうから、今回持ち出してきた理由の理不尽さに、ことさら驚くことはないのかもしれない。
「職員室から肖像画を撤去しろ」という言い分自体も難癖としか言いようのないものだったが、それが満たされると、事前に「支給する見通し」という発表を行って、「支給しないですむ理由」の公募みたいなことをやった。
その挙句に出てきたのが、この話である。まあ基本、理由などはどうでもよかったのだろう。

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