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ブログ通信簿

やってみました。 http://blogreport.labs.goo.ne.jp/tushinbo.rb

ネットと公共化

『G★RDIAS』から。「男化するweb世界」 http://d.hatena.ne.jp/gordias/20070817/1187335894 後半で主に論じられている、表題に示された趣旨については、よく分かるところがあります。 ただ、ちょっと次の一節に引っ掛かりがある。

ブログと身体

自分がブログに何かを書くとき、それは「私が」書くわけだが、この「私」というものに、どれだけの重さがかかっているか、ということを考える。 ぼくの場合、あまりかかっていない場合が多いのは、それをしないでもやっていける、ある種特権的な位置からもの…

kmizusawaさんのこと

楠絶えず風生む母の日なりけり 今村俊三 この句をエントリーの冒頭にもってくるのは二度目だが、毎年この時期になるとかならず思い出す。好きな句なのである。 さて、ご存知の方が多いと思うが、『kmizusawaの日記』さんが更新を停止されるとのことである。

ソフトバンクがオーマイニュースに出資

メルマガPUBLICITYで知ったこのニュースは、さすがにちょっとびっくりした。 堀江貴文も以前に、物議をかもしたこのインタビューのなかで、オーマイニュースに関心を示していたし、こうしたスタイルが日本に持ちこめないかとかんがえてる人は少なくないのだ…

堀江貴文とオーマイニュース

さっきの記事をアップしてから思い出したんだけど、たしか1月の終わりごろ、ホリエモンが独房のなかで韓国語の勉強をしてるという記事を読んで、やはりオーマイニュース的なものと提携する気持ちを捨ててないのかな、と思った。 ぼくは、彼の可能性の一番評…

同質性の重み

昨日、新春早々、id:kwktさんの「Kawakita on the Web」で、当ブログを言及していただいた。 ご承知のように、あちらはたいへん情報量の豊かな立派なブログで、そこで言及していただくというのは、今年は幸先がいい気がする。 その内容だが、昨年の「リンク…

プロの仕事とブログの倫理

このところネタにしている永江朗の『<不良>のための文章術』という本は、プロのライターを目指す人たちのために書かれた本です。「プロ」とは、ぼくの言葉でいえば「賃労働の現場にいる人たち」ということです。これは、ぼくのようなブログの書き手とは、…

本の紹介について

きのうのコメント欄で、なぜ読みおわっていない本の紹介をしたりするのか、という趣旨のご意見をいただきました。もっともな疑問であり、またご批判であろうと思います。 これについてのぼくの見解は、やはりコメント欄に書いたのですが、もう少し詳しく説明…

ブログは商品たりうるか

早速だが訂正しなくてはいけないことがある。 きのう、永江朗の『<不良>のための文章術』について、「ブログの文章を書くのには参考にならない」と暴言をはいたが、大間違いだった。この本は四つの章からなっていて、最後の章でコラムとエッセイの書きかた…

ブログの文に関する走り書き

先日買った、永江朗の『<不良>のための文章術』。読みかけだけど、今感じてることをひとつ。 これは冒頭に書かれているように、プロのライターを目指す人のための本だ。(もちろん、それ以外の人が読んでも十分面白いが) それで、書かれていることはほんと…

「断片的な声」についての補足

一昨日書いたことへの補足。 かなり荒っぽいところのある話だったので、特に「マジョリティ」と「マイノリティ」といった言葉に関連して、もう少し整理してみたい。

ネットとマジョリティの「声」

前回、「おしゃべりの場」としてのブログの可能性ということを書いたが、これを「趣味」的な言説の共同体という日本のブログの特性から分離することは難しい。 むしろ、両者は分かちがたく結びついているというのが、正確な現状の表現だろう。これは、「ブロ…

ブログ・ナショナリズム・子規

昨日書いた、ブログ公開三ヶ月にあたって思うこと、の続編。 ブログというジャンルについて、今思っていること。 やや漠然とした話になるが、自分もやっているブログ、特に「日本のブログ」というローカルな特殊性を持つ表現様式に関して、どう考えるか。 以…

憤怒の父はアイコン化に抗う

「自分のほかにも世界があることを思い知ったか。これまでおまえは自分のことしか知らなかった!本来は無邪気な子供であったにせよ、しょせんは悪魔のような悪だったわけだ!――だからこそ知るがいい、わしは今、お前に死を命じる、溺れ死ね!」 カフカ作『判…

ブログ・メルマガ・浅田彰

遅咲きの桜は早く散るものだそうで、近所の花はもう散り始めている樹さえある。 この土曜日に身内の花見があるので、それまではもってもらいたいものだが、日曜日は関西は雨の予報だから、桜花賞の馬券と一緒に花吹雪になってしまいそうだ。 このところ、い…

堀江社長と韓国のメディア

3日、ライブドアの堀江社長が外国特派員協会で講演を行ったが、そのなかで『(日本でも)やっとインターネットが民衆のものになったんですよ』と言ってたのには、ちょっと笑ってしまった。 いまどき日本で「民衆」という言葉を使う経営者はあまりいないだろう…

ブログ・読書・富嶽百景

ある話題についてのブログ上での言及を集約して紹介する「まとめサイト」と呼ばれるものが世の中には数多くあるそうで、このブログの記事も時々そこでとりあげて紹介してもらっているようだ。これはブログを運営する者にとっては、たいへんありがたいことだ…

ぼくが堀江氏を支持する理由

きのうはライブドアのことで、自分がプロのジャーナリストでもないのに、ずいぶん偉そうな書き方をしてしまった。反省してます。 この問題については、右下のアンテナのところにリンクを貼っているPUBLICITYの竹山徹朗さんが、ブログのなかで明快な意見を述…

匿名性について、もう一度

上記のブログと匿名性に関する文章を書いたあとになって、たまたまid:ueyamakzkさんのサイトの、この記事を読むことができた。http://d.hatena.ne.jp/ueyamakzk/20040923読みながらかんがえたこと。 ネットで議論をする場合、それが成立するために開示されて…

ブログ・言論かおしゃべりか

どうもぼくには、インターネット上でのプライバシーなどについての意識が欠けているところがあり、他人にご迷惑をおかけすることが多い。反省し、今後改善していきたいとおもう。 そのことは別にして、ネットと匿名性、個人情報という事柄は、ぼくには正直よ…

ハンドルネームのこと

じつは書くほどのことでもないのだが、この機会に「ハンドルネーム」について、少し書いておこう。