2007-09-01から1ヶ月間の記事一覧

願望

>natamaruさんへ。

コメント欄凍結のおことわり

いつも当ブログをご覧いただき、ありがとうございます。 さて、ご承知のようにこのところ、特定の方からのコメント投稿が大変多く、コメント欄が本来の役割を果たせなくなってきたと判断しましたので、勝手ながら、本日よりしばらくの間、当ブログのコメント…

占領と追放

以前、戦時中の日本の婦人雑誌を見る機会があったが、新年号の冒頭に「ヒットラー総統の言葉」というのが載っていた。詳しい文面を忘れてしまったのだが、内容は、自国の領土拡張を正当化するもので、ある土地に先住しているからといってその人たちにその土…

愚かな話

市場経済の拡大が無限に続くとか、生産性が永久に向上し続けるとか、科学技術の進歩の可能性は無限大だとか、その手の話をよく聞く。 だから、たとえその拡大や進歩の過程から零れ落ちる人があっても、最終的には富のパイの増大がそれによってもたらされるの…

さかもと未明「無力感を乗り越える力」を読んで

たとえば霧や あらゆる階段の跫音のなかから、 遺言執行人が、ぼんやりと姿を現す。 ――これがすべての始まりである。 (鮎川信夫 「死んだ男」第一連) 発売中の雑誌『正論』に載った、さかもと未明の「無力感を乗り越える力」という短いエッセーが、たいへ…

市場と貿易についての簡単なメモ

どうも真剣に相手になってくれないようなので、勝手に考えをひろげてみる。 先日のnatamaruさんのコメントより。

辺野古・高江現地報告会

24日月曜日に、京都で下記の報告会があるとのことです。 ちなみに、この「京都行動」というグループには知り合いがいて、ぼくも一回だけ三条でビラを配ったことがある。 (以下転載)

9月1日のコメント欄に続けて

関心のない方には、申し訳ありません。 9月1日のコメント欄で、あい変らず長いやりとりを続けてますが、書き込み数が多すぎてパンクしてしまったのか、様子がおかしいので、ここに直近のレスをあげておきます。 引き続きコメントにレスをつけたい方は、こ…

フロイトの「幻想の未来」

幻想の未来/文化への不満 (光文社古典新訳文庫)作者: ジークムントフロイト,Sigmund Freud,中山元出版社/メーカー: 光文社発売日: 2007/09/06メディア: 文庫購入: 8人 クリック: 30回この商品を含むブログ (37件) を見る しかしここで指摘された矛盾のうちで…

続・『千の風になって』

きのう書いた『千の風になって』のことだが、あれからもう少し考えて、あの歌に対する違和感を一口にいうと、自分と他人(しかも死者)との境界が、あまりにもやすやすと越えられていると感じる、ということにつきるのではないかと思うようになった。

溶けていく主語・誰の願望か

大ヒットになった『千の風になって』という歌。 この歌詞に対する違和感を、何人かの人が表明するのを読んだり聞いたりしていて、ぼくもどうも妙な歌詞だなあと思っていたのだが、どう妙なのかがはっきり分からなかった。 それが、今日ふいに分かった。

『永遠の夫』

永遠の夫 (新潮文庫)作者: ドストエフスキー,千種堅出版社/メーカー: 新潮社発売日: 1979/07/03メディア: 文庫 クリック: 8回この商品を含むブログ (28件) を見る読んでてすごく退屈だったのだが、いつもの悪癖で中途でやめることができず、だらだらと最後ま…

きのう感じたこと

まあ、これは言わずもがなのことだけど、いちおう書いておく。

無残やな

無残やな 兜の下の きりぎりす (芭蕉) 『モジモジ君の日記。みたいな。』から。http://d.hatena.ne.jp/mojimoji/20070913 外遊中に「職を賭して」という発言が出たのを見かけたときから、元々ヤバイ目つきがかなりやばくなってないか?と感じ、「この人、ホ…

『SiCKO』

テアトル梅田で、話題の映画『SiCKO』をやっと見た。 すでに広く知られているように、国民皆保険制度がなく民間の保険会社に頼るしかないアメリカの医療のひどい状況を告発した作品である。 同時に、国民皆保険制度をもつイギリス、フランス、カナダ、そして…

最近の朝鮮半島をめぐる情勢について

最近、ブッシュや盧武鉉が、朝鮮戦争を正式に終結させ(休戦状態を終わらせ)平和条約や平和協定を結ぶという方向の発言をするようになっているが、いろいろな政治的思惑があるにしても、基本的にまったくまっとうな考え方だと思う。

ネコと洪水

多摩川の増水で流された野宿者と思われる人たちのことを先日書いたが、土曜日の「日刊スポーツ」に関連した記事が載っていて、興味深かった。

連続講座「格差社会を生きる」のお知らせ

ある読者の方から、下記の大阪での連続講座の案内をいただきましたので、こちらにも転載します。 雨宮処凛さん、生田武志さん、渡邊太さんが、それぞれ講演なさるそうです。 http://www.manabi.city.osaka.jp/Contents/lll/kouza/inview.asp?CONTENTNO=25252…

河川敷で濁流に流される人たち

台風のため増水した多摩川の河川敷や中洲に取り残された「ホームレス」の人たちが、濁流のなかに取り残されたり、流されたり、救助隊員に救出されている様子。 きょうは一日中、テレビでその映像が流れていた。 多くの人は、あの画面をどう見ただろう?

生田武志『ルポ 最底辺』

ルポ 最底辺―不安定就労と野宿 (ちくま新書)作者: 生田武志出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2007/08メディア: 新書購入: 17人 クリック: 171回この商品を含むブログ (87件) を見る この本のベースにあるのは、「あとがき」でも語られているように、「釜ヶ…

ETV特集 裁かれなかった毒ガス作戦

日曜の夜に放送されたものだが、思った以上にすごい番組だった。 日中戦争時の日本軍による毒ガスの使用や人体実験の実情を、体験者(元日本兵など)の証言を交えて描き、あわせて第二次大戦中のアメリカ側の対日毒ガス使用の計画を紹介、最終的に東京裁判でな…

朝原と前田

スポーツをめぐる雑感。

『財政のしくみがわかる本』

財政のしくみがわかる本 (岩波ジュニア新書) [ 神野直彦 ]ジャンル: 本・雑誌・コミック > 文庫・新書 > 新書 > その他ショップ: 楽天ブックス価格: 864円 そもそも財政とは何のためにどういうものか、それはなんのために必要なのか、経済の基礎的なことの…