2007-08-01から1ヶ月間の記事一覧

評判のわるい世界陸上

別段「ざまを見ろ」というふうなことでもなくて、やっぱりすごくおかしいよな、このイベントは。 世界陸上:スタンドガラガラ……とんでもない失敗か世界陸上:手配ミスで部屋ない エリトリア選手、床で一夜

東アジア共同ワークショップ関連の番組

ずっとブログのトップでお知らせしてきた「東アジア共同ワークショップ」、ぼく自身は私事のため今回は参加できなかったのですが、韓国にて無事行われました。 その様子を収めた特集が、30日木曜日、NHK-BS1『きょうの世界』のなかで放映されるそうです。…

柄谷行人と社民主義

日本精神分析 (講談社学術文庫) [ 柄谷 行人 ]ジャンル: 本・雑誌・コミック > 文庫・新書 > 文庫 > その他ショップ: 楽天ブックス価格: 1,134円 『日本精神分析』は、書名と同名の一文を除く三つの文章が、著者の立場からの社会変革の方策の具体的な提言…

私と世界陸上・抗議

2月のテント強制撤去のときのことがあるので、「世界陸上」という言葉を聞くだけでずっと嫌な思いがしていた。テレビを見ててもそれに関連した場面は、なるべく見ないようにしていた。 それで開催初日の25日は、さすがにテレビ中継も見なかった。 ところ…

続・ザンパノ考

きのうの記事への補足。 http://d.hatena.ne.jp/Arisan/20070825/p2

大阪の恥ずかしい話

長居公園、世界陸上のことについては、何も書かないつもりでしたが、下記のように明らかにそれに関連した不当逮捕があったとのことなので、抗議の表明の意味でこちらにも載せておきます。http://0000000000.net/p-navi/info/column/200708252344.htm また、…

ザンパノ

こないだ、庄野潤三の小説を読んでたら、登場人物たちがフェリーニの『道』の二人の主人公の姿を仮装する場面があった。それで、アンソニー・クイーンの演じたあの男の名が「ザンパノ」だったことを思い出した。 ザンパノというのは、自分の妻のジェルソミー…

東アジア共同ワークショップ開催のお知らせ

この文章は、7月21日に書いています。 ぼくが毎回参加してきた東アジア共同ワークショップ、今年の夏は、8月22日から26日までの日程で、韓国にて開催されることになりました。 下記のサイトから申し込みが出来ます。どうぞご覧ください。 http://www…

『日本精神分析』

日本精神分析 (講談社学術文庫)作者: 柄谷行人出版社/メーカー: 講談社発売日: 2007/06/08メディア: 文庫 クリック: 6回この商品を含むブログ (29件) を見る ずっと愛読してきた書き手だが、下のような部分は、今回はじめて読んだ。

ネットと公共化

『G★RDIAS』から。「男化するweb世界」 http://d.hatena.ne.jp/gordias/20070817/1187335894 後半で主に論じられている、表題に示された趣旨については、よく分かるところがあります。 ただ、ちょっと次の一節に引っ掛かりがある。

『北朝鮮へのエクソダス』・その1

北朝鮮へのエクソダス―「帰国事業」の影をたどる作者: テッサ・モーリス・スズキ,田代泰子出版社/メーカー: 朝日新聞社発売日: 2007/05/08メディア: 単行本購入: 3人 クリック: 50回この商品を含むブログ (25件) を見る スタイルについて なんとも独特な読後…

『北朝鮮へのエクソダス』・その2

前回の続きです。 http://d.hatena.ne.jp/Arisan/20070815/p1 北朝鮮へのエクソダス―「帰国事業」の影をたどる作者: テッサ・モーリス・スズキ,田代泰子出版社/メーカー: 朝日新聞社発売日: 2007/05/08メディア: 単行本購入: 3人 クリック: 50回この商品を含…

『北朝鮮へのエクソダス』・その3

前二回の続き。 http://d.hatena.ne.jp/Arisan/20070815/p1 http://d.hatena.ne.jp/Arisan/20070815/p2 北朝鮮へのエクソダス―「帰国事業」の影をたどる作者: テッサ・モーリス・スズキ,田代泰子出版社/メーカー: 朝日新聞社発売日: 2007/05/08メディア: 単…

「原民喜の回想」

『死霊』は、ぼくにはつまらない小説だが、埴谷雄高の書いた戦後文学史に関するエッセイのような文章は、本当に面白い。 埴谷は、荒、平野、佐々木、本多、山室、小田切と共に、雑誌『近代文学』の創刊メンバーでもあり、その周囲の文壇の人間模様のようなも…

憲法についての基本的なことのメモ

きのうのエントリーを読んで、戦後の日本が「暴力的な社会」「暴力的な国家」だというなら、平和憲法はどうなるのだ、それは何の意味も持たなかったことになるではないか、と思う人がいるかもしれない。 しかし、そうではない。 戦後の日本の憲法は、元来、…

欺瞞としての反米

http://www.city.hiroshima.jp/www/contents/0000000000000/1110537278566/index.html秋葉忠利広島市長による今年の「平和宣言」はたいへんすぐれた内容だと思うが、そのなかでも、とりわけ意義深いと思ったのは、次のような箇所である。

臍(へそ)について

ぼくは記憶にないのだが、ドストエフスキーのある小説(たぶん、『永遠の夫』だと思う)のなかで、登場人物の一人が中年か初老の未婚の女性を指して、「ごらん、ああいう人がこの世の中の臍なのだよ」と言う場面があるそうである。 栗田隆子さんの「ないもの…

栗田隆子「”ないものとされたもの”これくしょん」

今回も雑誌『フリーターズフリー』より。

せざるをえないこと

きのう書いた電気工事のおじさんの話だが、最後に「死にたいのはこっちだよ、と言いたくなるよね」と、ぼくに同意を求めたのだ。 その、一番肝心なことを書くのを忘れてた。 年老いたお母さんの世話がたいへんで、切れてしまうこともある、という話である。 …

近況

最近は、介護関係の人とか、いろいろ家に出入りするようになり、ぼくが母の世話をしているので、よく(母に向って)「優しい息子さんでいいですね」とか言われるけど、じっさいは「優しい」かどうかということとはあまり関係なく、せざるをえないから世話をし…

フーコーの二つの文章から

以前に書いたこのエントリーで、フーコーの「汚辱に塗れた人々の生」(丹生谷貴志訳)という文章について書くといったままになっていた。 気になるので、少し紹介しながら、思ったことを書いてみる。 じつはぼくは、フーコーの書いたものはほとんど読んだこと…