2006-08-01から1ヶ月間の記事一覧

『ガーダ パレスチナの詩』上映 9月3日

このブログでも以前に紹介した古居みずえさん監督のドキュメンタリー映画『ガーダ パレスチナの詩』の上映会が、来る9月3日、京都であるそうです。 主催されている方からお知らせをいただきましたので、とくに掲載します。 もっと多くの人に見てもらいたい…

歌と遺骨

北海道猿払の遺骨発掘現場では、求められるままに古い演歌を何曲か座興として歌った。 どこに行っても、わりに緊張した場面で歌を歌ったりすることが好きだが、あの遺骨発掘の現場で歌を、それも日本の古い流行歌を歌うということには、さすがに躊躇した。 …

遺骨発掘を体験して

北海道の猿払村というところで行われた、遺骨の発掘作業を中心としたワークショップに参加した。 発掘の成果についての報道はこちらなど。http://www.hokkaido-np.co.jp/Php/kiji.php3?&d=20060825&j=0022&k=200608256104 http://www.stv.ne.jp/news/streami…

「サガレンと八月」

ずっとブログのトップにあげてきた、北海道での催しに参加するため、数日更新を休みます。今月の末頃に再開する予定です。 この集まりは、ずっと参加している人たちにとって、とても大切な場になっているので、自分もそこに行ってなにかができたらいいなあ、…

参加募集・北海道で遺骨発掘のワークショップ

この記事は、7月25日に書いてます。 これからひと月ほど、これをトップにあげときます。 これまでも何度か書いたことのある、ぼくが数年前から関わってる取り組み・催しの案内です。 8月18日から25日まで北海道北部の浅茅野というところを中心に、遺…

関係について

政治的な場でも、性愛においても、またたぶん家族のなかでも、人間同士が関わるということは、そこに権力闘争的な要素が生じる。精神分析的にいえば、欲望による想像的な闘争の場が生まれるのだ。 それは、人間の生を関係にむかって活性化させる役割をはたす…

きのうのエントリーへの補足

きのうのエントリーに付いたブックマークの内容が、ちょうど自分も引っかかってた部分だったので、少し触れておきたい。

加藤氏実家炎上のこと

ブログが「炎上」するぐらいならいいけど、ほんとに家が焼かれてしまったのではたまらない。ほんとに怖い時代になったもんだ。 「テロに屈せず」と一つ覚えのように繰り返してきた首相は、かつての盟友の危難にどんな言葉をかけたんだろう。「それでも信念を…

続・釜ヶ崎夏祭り

15日は仕事が終わってから、きのうに続いて釜ヶ崎の夏祭りに行った。 公園に着くと、ちょうど相撲大会が大詰めで、たくさんのおじさんや女の人たちが取り囲んで楽しそうに見つめている。その雰囲気は、日本というより、どこか第三世界の国にいるみたいだっ…

釜ヶ崎夏祭り

14日、西成・三角公園の釜ヶ崎夏祭りに行く。 夕方、コンサートが始まって五組が出演。8時から盆踊り。 地元のおじさん、おばさんたちのための、いいお祭りになっていたとおもう。 準備・出演されたみなさん、ご苦労様でした。というか、明日もあるのだが…

大地康雄と渚ゆう子

きのう、懐メロの番組を見てたら、先日紹介した映画『恋するトマト』を作って主演した俳優の大地康雄のメッセージが紹介されてた。それによると、大地さんは八重山の方の出身で、今甲子園に出ている八重山商工の卒業生だそうだ。学校を出て、当時のことだか…

男親について

幼い子どものいる友人と飲んで話をしていて、やはり女親には勝てないという話になった。彼がどんなに子どもを大事にして可愛がっても、結局は母親のところに行ってしまう。母親でなければ最終的に子どもは安心しない。 育ってくるにつれて、子どもへの情愛が…

続・『蟻の兵隊』

先日、映画『蟻の兵隊』について記事を書いたが、その後他の方が書かれたこの映画の感想を読む機会があったが、素晴らしい内容だった。 自分の感じたことと、読む人に知ってもらいたい情報が伝わるように、考え抜かれた文章だと思う。 この文章を読んで、ぼ…

互酬的共同体の権力性についてのメモ

きのうのエントリーに、柄谷の共同体批判について書いたが、そこで引用しようと思っていて、ややこしくなるのでやめた文章。 近年にいたるまで、世界各地の人口の大多数を占めるのは農民か、都市の貧民でした。彼らは商品交換の世界にさらされてはいるが、互…

ワークショップ・仕事と労働

きのうのエントリーのはじめの部分で、ぼくがずっと参加しているワークショップの現場に行くことが、共同生活が苦手なぼくにとってはほんとうはあまり楽しくないのだというふうなことを書いたが、これは正直な気持ちである。 極端な言い方になるが、主観的に…

人間関係について

ブログのトップに掲載している北海道でのワークショップに、急遽参加することにした。都合で最初の札幌の方には行けないので、稚内の近くの猿払というところで行われる遺骨発掘と、参加者同士・地元の方たちとの交流の現場に直接お邪魔する予定だ。 ぼくは元…

『「性愛」格差論』を読んで

「性愛」格差論―萌えとモテの間で (中公新書ラクレ)作者: 斎藤環,酒井順子出版社/メーカー: 中央公論新社発売日: 2006/05/01メディア: 新書購入: 2人 クリック: 44回この商品を含むブログ (117件) を見る 『社会的ひきこもり』などの著書で知られる精神科医…

『蟻の兵隊』

いわゆる「日本軍山西省残留問題」を題材にしたドキュメンタリー映画。 これは、日本軍将兵約2600人が、第二次大戦終了後も中国に残留し、国民党系軍閥に合流して共産党軍と戦ったという事実をめぐるもので、国への補償をもとめて生き残った兵士の人たち…

最近見た映画二本

これから書く二本の映画は、大阪ではもう上映が終わってます。 関心のある人は、DVDなどでみてください。 追記:ごめんなさい。『恋するトマト』は、まだ上映中でした。大阪十三の「第七芸術劇場」で、まだしばらく上映してるようです。

『不登校、選んだわけじゃないんだぜ!』

「不登校」の体験者である著者二人が、今までの経験を振り返り、現在の思いを綴った本。よく知られているように、著者の一人貴戸理恵は、不登校の研究者でもある。 不登校、選んだわけじゃないんだぜ! (よりみちパン!セ)作者: 貴戸理恵,常野雄次郎出版社/メ…

新しい貧困について

以前にも少し紹介した酒井隆史の『自由論』という本は、2001年に出版され、90年代の終わりからこの年までに書かれた論考を収めているのだが、いま現在日本で起こっている状況について理解するためには、もっとも重要な本のひとつだろうと思う。 とくに…